第160回 経営者が求めてしまう、理想的な子どもの結婚相手

この対談について

「日本一高いポスティング代行サービス」を謳う日本ポスティングセンター。依頼が殺到するこのビジネスを作り上げたのは、壮絶な幼少期を過ごし、15歳でママになった中辻麗(なかつじ・うらら)。その実業家ストーリーに安田佳生が迫ります。

第160回 経営者が求めてしまう、理想的な子どもの結婚相手

安田

実はこのたび、娘が結婚することになりまして。先日、フィアンセを連れて東京まで会いに来てくれたんです。


中辻

え〜! それはそれは、おめでとうございます! お相手はどんな方でした?

安田

もうね、すごく真面目そうで優しそうでいい子だったんですよ。ちゃんと仕事もしていましたし(笑)。


中辻

あら、それは良かったですね〜! でももし娘さんが、「こいつと結婚したら明らかに不幸になるぞ」みたいな人を連れてきてたとしたら、どうしてました?(笑)

安田

うーん、基本的に私は反対しないタイプなんですよね。「あなたがその人を選んだんだから、好きにしなさい」っていう感じで。ただ、ろくでもなさそうなヤツを連れてきたら、さすがに「まずいぞ?」くらいは言うかもしれません(笑)。中辻さんはどうです?


中辻

私は反対する可能性、大ありです(笑)。

安田

へぇ、そうですか。意外だなぁ(笑)。


中辻

実はね、今、私の娘は彼氏と同棲しているんですよ…我が家で(笑)。

安田

え、そうなんですか?! それって同棲っていうより居候のような気がしますけど…(笑)。


中辻

あはは(笑)。ちゃんと仕事もして、家にお金も入れてくれていて。青森の子なので娘とは1年半くらい遠距離恋愛だったんですよ。で、転職して大阪に来て。一緒に住み始めて1年ほど経ちますけど、すごくいい子なんですよ。

安田

じゃあ中辻さん的には、その彼は合格だったと。


中辻

そう、その子のことは可愛がってます。ただ以前に付き合っていた元彼たちのことは結構反対していたんですよ。

安田

それは彼氏の段階から反対していたんですか?


中辻

そうですそうです。真面目に仕事もしないで実家でゲーム三昧とか、女癖が悪かったりとか。娘には「そういう不真面目な人だけはやめとき」ってずーっと言ってました。

安田

それはダメですね(笑)。ちなみに稼ぎが悪い男も、中辻さん的にはNGですか?


中辻

いや、娘と付き合うってことはまだ20歳そこそこくらいの子なんで、稼ぎについては正直「これからでしょ」っていう風には思っています。ただ真面目に仕事をしていないっていうのは、話が違うじゃないですか。

安田

ごもっともです(笑)。じゃあ娘さんがそういう男と交際していた時には「もう別れなさい」とか言ったんですか?


中辻

さすがにそこまでは言いませんでしたけど(笑)、「仕事を一生懸命しない男だけは、ろくな男じゃないから絶対にやめといた方がいいで」とだけは言いました。…ま、最終的には浮気されて振られてたんで、「ほれ、見ろ!」って言っときました(笑)。

安田

あはは、厳しい(笑)。でも今の彼は真面目だから、交際も許しているわけですね。


中辻

そうですね。パソコンの専門店で働いているんですけど、遅刻も欠勤もせず、家でもパソコンの勉強しているくらい、めっちゃ真面目ないい子なんで。結局、真面目で優しい人と一緒になることが一番幸せになれると思うんですよ。

安田

わかります。男同士で飲みに行くと、そういう人は「つまんないヤツだな」って思われがちですけど、娘の夫としたら「いや〜いい人を連れてきたなあ!」ってなりますからね。なんとも自分勝手な話ですけど(笑)。


中辻

いやいや、私も全く同じ意見です(笑)。そりゃ野心があってワイルドでお喋りが上手で、異性からも同性からもモテる男の人は魅力的ですけど、やっぱり危険な香りがしますもん(笑)。

安田

確かに(笑)。じゃあもしも娘さんの彼が「僕も中辻さんのようにビジネスで一発当てます!」みたいなことを言い出したら、どうします?


中辻

…まずは「止めとけ」って言うかな(笑)。

安田

やっぱりそうなりますよね(笑)。自分に関係のない子だったら「おう、頑張れよ〜」って言いますけど、自分の娘の結婚相手がそんなこと言い出したら、ちょっと考えちゃいますよね。


中辻

ええ。だって経営って努力だけじゃどうにもならないこともあるじゃないですか。運とかタイミングとか人の巡り合わせとか。だから「一発当てます!」なんて言ってる時点で、ヤバいなと(笑)。

安田

笑。じゃあ経済力はどこまで求めます? 我々は経営者ですから「こいつは明らかに仕事ができないな」とか「この人と結婚したらお金の面で苦労しそうだな」とか、ある程度わかるじゃないですか。中辻さんだったら、どこまで口を出します?


中辻

娘が本気で相手のことを好きなんだったら、娘が頑張って稼げばいいと思いますね。今って副業できるし、YouTubeでもnoteでもお金を稼ごうと思えばいくらでも方法があるので。ただ、借金がある人は、絶対にダメです!

安田

なるほど、そこは絶対なんですね。


中辻

そう。どんなに「お涙頂戴な理由」があったとしても、絶対ダメ。

安田

真面目で優しい子だから、友達を信じて保証人になったかもしれないですよ?


中辻

「アホか」って言います(笑)。自分の貯金の範囲で助けられないようなヤツは、ただのポンコツですから。

安田
そりゃそうですよね(笑)。でもちょっと意外でした。中辻さんって「娘が好きになった人なんだったら、私は別に反対なんてしません」っていうタイプだと思っていたので。

中辻

いや〜…だって私、自分も散々失敗していますから(笑)。娘には同じ想いはしてもらいたくないなというのが、正直な親心です(笑)。

安田

うん、よくわかります(笑)。私も娘のフィアンセを見て、勝手ながら「親は自分の子どもの結婚相手に、こういう子を求めるんだな」と想いましたからね。


中辻

理想的な方で良かったですね。とにもかくにも、娘さんのご結婚、本当におめでとうございます!

安田
ありがとうございます。仲良くしていきたいと思います!

 


対談している二人

中辻 麗(なかつじ うらら)
株式会社MAMENOKI COMPANY 専務取締役

Twitter

1989年生まれ、大阪府泉大津市出身。12歳で不良の道を歩み始め、14歳から不登校になり15歳で長女を妊娠、出産。17歳で離婚しシングルマザーになる。2017年、株式会社ペイント王入社。チラシデザイン・広告の知識を活かして広告部門全般のディレクションを担当し、入社半年で広告効果を5倍に。その実績が認められ、2018年に広告(ポスティング)会社 (株)マメノキカンパニー設立に伴い専務取締役に就任。現在は【日本イチ高いポスティング代行サービス】のキャッチコピーで日本ポスティングセンターを運営。

安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家

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1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。

 

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