こんにちは。安田佳生のゲリラマーケティング。ナビゲーターの栃尾江美です。
ポジティブに人に接すると自分が客観的に見えてくるかも、と感じるようになったような、なってないような。金子亜佑美です。
本日は経営者30代の方からご質問いただいています。みなさんこんにちは。
こんにちは。
こんにちは。
こんにちは。いつも楽しく拝聴しております。さて、質問です。私は最近巷でよく聞く家事代行業を起業いたしました。業界の伸びは著しいものがあり、まさに成長産業といったところですが、ある程度認知が広まってきたせいか、大手数社が多くのシェアを獲得し始めてしまっております。弊社のような零細企業が大手と同じ展開をしても資本力で負けるのは目に見えておりますので、やはり何か大手と差別化をすることでポジションを確保していくべきだと考えております。つきましては、当マーケットにおけるゲリラ的なマーケティング手法は何かないかと模索しておりまして、安田さんのご意見を頂戴したくご連絡させていただきました。大雑把な質問ではあると思いますが、ぜひお考えをお聞かせください。よろしくお願いいたします。ということです。
流行ってるんですか?家事代行業。
よく聞きますね。
カジタクとか。
あれじゃないですか、星野源のドラマから。
何ですか?
何でしたっけ、こういう踊り。ガッキーのやつ。
うーんと、何とかには何とかがある、みたいな?
全然分かんないです(笑)
何だっけ。
見てないな、僕。どんな話なんですか?
ガッキーのやつです。偽装結婚みたいなやつで、家事代行としてダンナさんに就職するみたいな感じだったと思うんですけど。
ダンナさんが家事代行業をやってるわけですか?
いや、違います。
女性のほうが?
私も観てない(笑)
いい加減な情報ですね、ホントに(笑)
でも、それで家事代行っていう職業が認知されたんですよ。
ふーん。
で、家事代行業を昔からやってた人がそのテレビドラマのアドバイザーみたいなので入ったりして。
なるほど。ニュースで観たことあるんですけど、ちょっと、週に1回とか月1回とか料理得意な人に来てもらって何食分か作ってもらうみたいなのをやってましたけど、あれですかね。
そうですそうです。
でも、なんか良いことですよね。やっぱり役割分担とかするじゃないですか、夫婦でね。で、どっちもあんまり好きじゃないことってあるじゃないですか。
二人しかいないんでね、それはそうですよ、たしかに。
そういうのは誰か得意な人に頼んだほうが良いと僕は思いますね。そしたら嫌なことを我慢するストレス溜まんないし、その分もうちょっと前向きに、得意なことで、仕事でその分稼いじゃおうというほうが良いんじゃないかなっていう気がしますね。
なんか、お金持ちの人はみんな家事代行業を頼んでるイメージがありますけど。
そんなことないんじゃないですかね。
そんなことないか。
料理大好きっていう人もいますしね。
ああ、そうか。そうですね。
僕も料理とかは好きなんでしますし。
へぇ~。
なぜか窓の外側拭くのが好きなんですよ、僕。
(笑)
ああ、そうですよね、ワイパーみたいなやつで?
ワイパーみたいなやつで。あれ、すごい気持ちよくて。でも、部屋の内側は雑巾みたいのでやんないといけないんで、内側は嫌なんですよ。だから外側だけはいつもピカピカなんです。まあ、なんでしょう、ゲリラ的家事代行業、どんなのがありますかね。
先生~。
全然思いつかないな(笑)
例えば僕だったら、家事代行業、独身時代は頼んだことあるんですけど。
おぉ。
へぇ~。
今は頼んでいないですけど、当時は掃除とかを定期的にやってくれる方を頼んでいました。僕、掃除がすっごい嫌いで。ちなみに、洗濯も嫌いだけどそれは自分でやってました。依頼しているときに思ったのが、僕、アンティークのグラスとかを集めてるんです。お掃除ができる人も多分得意だろうからグラスを割ったりはしないと思うんですけど、なんというか…ただ単に「ガラス綺麗に拭けますよ」っていうんじゃなくて、ちゃんとその価値の分かってる人に磨いてもらいたいっていうか、そういうのはすごいありました。
富裕層にウケそうな考え方ですね。
たしかに!ホントだ。
僕の場合グラスですけど、例えば骨董の壷とかね、ワインセラーとかでも良いんですけど、やっぱりちゃんとした、知識があるっていうこともそうなんですけど、その人が好きだったり、価値が分かってる人とかにやってほしいなっていうのはあって。
例えばそれが値段が倍とかでも大丈夫ですか?
はい、良いと思います。
へぇ~。
「お掃除」っていったら全部お掃除って感じですけど、皿洗いみたいな。そうじゃなくて、もうちょっとニッチに切っていくのが良いんじゃないかと思うんですよね。例えば、僕だったらグラスとか自分でも洗うんですけど、いっぱいあると全部片付けんのってすごい大変。例えばバーテンダーさんってすごい上手なんですよね。
ピッカピカにしますよね。
で、その中でも古いアンティークのグラスが大好きなバーテンダーさんっているんですよ。その人が例えば1日かけてグラス棚を全部綺麗にしてくれるんだったら、僕、結構お金払うと思うんですよね。
たしかに。
へぇ~、そうか。
でも、家事代行ってネット系のサービスと違って、例えば北海道で頼まれたから東京から行くって難しいじゃないですか。
そんなことないんじゃないですか?
あぁ~、それぐらいの値段設定にしちゃうってことですね。
うん、設定しても良いんじゃないですか。「そういう人にぜひ頼みたい!」みたいな。金子さんもどうですか、ハムスターの頭を撫でにきてくれる専門の人とか。
いや、大丈夫です(笑)
要らない?(笑)
それは大丈夫です。
どうしても家事って必要不可欠っていうか、「生活必」なもんの中で、でも自分でどうしてもやんないといけないけどやりたくないとか、忙しいとかっていきがちですけど、そこはだから大手とバッティングするんで、「べつになくてもいいじゃん」っていうようなものに絞った家事手伝いはアリだと思うんですけどね。
そしたら、ホントに好きな人だったら家事だけじゃなくてめちゃめちゃ話もしたいですよね。
話もしたいですねぇ~。
お茶出してゆっくり語りたいですもんね(笑)
良いですねぇ~、はい。
それって最近ありましたね、なんか。おじさんレンタル?
レンタルおじさん?
レンタルおじさん?
なんかありますよね。
たしかにそういう感じもするけど(笑)
そんな感じですね。
レンタルおじさんは何もしないんじゃないの?(笑)
何もしないのか。
話し相手だけなんで。
そっかそっか。
絞り込むと、料理好きな人が料理やるみたいな感じで苦にならない人っていると思うんですよね。で、すごい自分もグラス好きだったら、それ見て触るだけで嬉しかったりとかして、その上さらにお金がもらえたりとかして。だから、すごい超ニッチな組み合わせがアリじゃないかなって思いますけどね。
コレクターみたいな人、例えば超高いフィギュアとか、やっぱりホントに好きな人に掃除してほしいですよね、すっごい丁寧に。
そうですよね。
たしかに。それはあるかも。
「ここのカーブやばいですね」とかいう話もしたいです(笑)
(笑)。そういう人いると思いますけどね。介護の回のときもそういう話してましたけど、家事っていうカテゴリーを自分で多分括っちゃってると思うんです。それは外したほうが良いと思いますね。
はい。
家事外したら、なんか、家ごと丸っと守れそう。
何を代行すんのか、みたいなね。
ね。何を代行しましょう。
え?(笑)
何でも良いんじゃないですかね、ホント。
すごい幅広がりますね。
僕、モウセンゴケっていう食虫植物育ててんですけど。
マジか。
コケ?
食虫植物?
はい。ハエとか獲って食べるコケなんですけど。
こういうやつですよね。
ちょっと違います。それはハエトリソウですね。
違うのか。
音声番組なんで聴いてる人が分かんない(笑)。
すいません(笑)
旅行行くときとか、食虫植物じゃなくて、植物オタクじゃなくて、モウセンゴケオタクの人に預けたいですもんね、やっぱり。
あぁ、なるほど(笑)
不必要なものっていうのは人がお金出すものなんですよ、不必要なのに。人間っていうのは「生きていくのに全然要らないじゃん」みたいなものにいっぱいお金を出すんです。だから、そこに絞ってやるのが良いんじゃないかなっていう気はしますね。
なるほど。
そっかー。
どうでしょうね。じゃあ、先生。
まとめというか、不必要なものに?
はい、家事の枠を外すっていうか。
必要最低限みたいな考え方を外して、もっとその人が大事にしてる趣味的なものとかにいけば、割と、付加価値ってことですかね、値段も高くできるし。
10人中9人の人が……いや、もっと絞ったほうが良いかな、100人中99人が「そんな家事要らない!不必要だ!」っていうものが絶対大手は入ってこないんで良いと思います。ということで本日は以上です。ありがとうございました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
*本ぺージは、2018年5月23日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。音声はこちらから
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