その7「ずっとナントカでいいのに」

今のカルチャーでおもしろいなあと感じることのひとつが、
J-POPアーティストの名前です。

CDが売れていた時代くらいまで、
音楽グループは英語名が主流で、
なんならヴィジュアル系ならフランス語だったりして、
個人の場合はファーストネームをアルファベットで表記とか、
とりあえずみんなネーミングがフツウでした。
マジメでした。

アーティスト名でそれ以外の要素が入ることは
キワモノ宣言みたいなもので、
メインストリームに背を向けて
ビジネス的な大きな成功を志向していないことと
同義だったのではないかと思います。

そこからすると、
今日ものすごく売れている
王道スタイルのシンガーソングライターが、
愛称じゃなく正式名称で「あいみょん」というのは
自然なのに非常に大胆な感性だと思いました。

そんな今のJ-POPアーティストの名前で
個人的にいいなと思うのは
「ずっと真夜中でいいのに」
です。
素人があれこれいうのもなんですが、
その一言だけでなにかが伝わる、
イメージが想起されるネーミングだと思います。

日常に抱えている何かから解放されるとき。
または心底幸せを感じる瞬間。
あるいは自分が好きなこと好きなものに集中して向き合うことができる時間。
その時間が限られているから思う、
ずっと何々でいいのに、ずっと何々でいられたらいいのに、
的な気持ちは
誰もが持っているものではないでしょうか。

わたくしの場合は
10年くらい前にロードバイク(自転車)に熱中しておりまして、
週末に早朝から日没まで走り回っているときは
ペダルを回すだけで体がどんどんどんどん進んでいく快感に没入していました。
あげく
休憩したり食事をするために止まることすら面倒になってきて、
もう自分が人間ではなく自転車のエンジンになったようで、
永遠にサドルの上にいられたら幸せなんじゃないかと
そんな気持ちになったものでございます。

ずっとサドウエでいいのに。これは語呂がイマイチかな…

著者自己紹介

「ぐぐっても名前が出てこない人」、略してGGです。フツーのサラリーマン。キャリアもフツー。

リーマン20年のキャリアを3ヶ月分に集約し、フツーだけど濃度はまあまあすごいエッセンスをご提供するカリキュラム、「グッドゴーイング」を制作中です。

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