【vol.256】2023年のソーシャルメディアのトレンド(クリエイターエコノミー)

GlobalPicks 〜海外の情報を読み解いて、ビジネスに付加価値を投薬する方法〜 著者:小出 紘道


先週に引き続き「2023年のソーシャルメディアのトレンド」をピックアップします。

今週の記事はコレ
11 social media trends you need to know in 2023
2023年に知っておくべきソーシャルメディアの11のトレンド
(https://sproutsocial.com/insights/social-media-trends/)

Sprout socialというUSの会社が寄稿している記事が勉強になったので、11のトレンドをリスト化します。

1. “Edutainment” content will rule
2. Businesses will put more money behind video production
3. BeReal will be a turning point for brands
4. Businesses will experiment with emerging (and re-emerging) networks
5. The creator economy will continue to blossom
6. Employee advocacy will be the social media trend to talk about
7. How brands talk about sustainability will change
8. Social customer care will become a vehicle for surprise and delight marketing
9. Social and legal will be the strategic duo no one saw coming
10. Social commerce will get up and dust itself off
11. We’ll see exciting metaverse brand activations

 

今週は少し飛ばして「5」を見ていきます。

5. The creator economy will continue to blossom
(クリエイターエコノミーは、今後も花開き続ける)

In 2022, influencer content was watched 13.2 times more than media and brand content.
If you don’t leverage creator marketing over the next 12 months, you’re missing out on a major opportunity.

2022年には、インフルエンサーコンテンツはメディアやブランド独自のコンテンツよりも13.2倍多く視聴された。
今後12ヶ月の間にクリエイター・マーケティングを活用しなければ、大きなチャンスを逃すことになる。

インフルエンサーのコンテンツがブランド独自のコンテンツよりも「力がある」という状態が今後も続く、という話です。

下記の図は「企業やブランドのマーケターがクリエイターを活用する理由」を表しています。

円の面積が大きい順に下記が主な理由です。
—-
1位:Generate more engagement(より多くのエンゲージメントを生み出すため)62%
2位:Reach new audiences(新しい顧客層へのリーチのため)60%
3位:Strengthen our community on social(SNS上でのコミュニティ強化のため)53%
—-

1位の「engagement=エンゲージメント」ってめちゃくちゃ曖昧ワードですよね笑
マーケの人ってこの“エンゲージメント”が大好きなので、とりあえず“ロイヤルティ”とか“コミットメント”とかと同じ意味合いで適当に使いますw
一応SNSにおけるエンゲージメントは、「いいね」とか「RT」とか「コメント」とか「シェア」などを意味しますね。
一般的なマーケ領域における概念的な“エンゲージメント”よりも、SNS領域における“エンゲージメント”の方がちゃんと定義されてます。

2位の「New Audience(新しい顧客層)」へのリーチですが、まさにこれこそがクリエイター(インフルエンサー)と協業する「直接的な意味合い」ですね。
でもよく考えてみると、企業やブランドが「新しい顧客層にリーチする」ことが出来るということは、裏を返すと「インフルエンサーのフォロワーサイド(潜在顧客サイド)からすると、元々フォローしていた種類の商品やサービスとは異質のブランドが突然入り込んでくる」ことを意味するので、これってインフルエンサーの「純度(一貫性)」を低下させますよね。。。

多くの企業・ブランドが、クリエイターやインフルエンサーを果てしなく活用していけばいくほどインフルエンサー個人の純度が薄まって、果ては「インフルエンス(影響力)を失うクリエイターが大量発生」したり、「結局どのインフルエンサーも同じようなブランドを広告してしまう“金太郎飴”状態」になってしまう可能性は無いですかね?

あ、全然詳しくない領域なので、適当に聞き流してくださいね。

 

著者の他の記事を見る


「本コラムと、本業ビジネスとの関係」(著者・小出紘道より)

本業ビジネスでは「マーケティング&戦略コンサル」の仕事と、「高付加価値情報提供サービス」の仕事をしています。本コラムは後者の「高付加価値情報提供サービス」の初級編としての入り口となればいいな、と思ってます。世界の誰かが”既にかなり研究したり、結論を出している”にも関わらず”日本では流通していない数値情報や文字情報”がたくさんあります。それらの情報を、日本のマーケットにフィットするように編集・分析すれば「競合他社」や「競合他者」を出し抜ける可能性が高まります。法人向けのサービスとなっていますので、詳細はFace to Faceでお伝えしますね。

著者情報


小出紘道 (HIROMICHI KOIDE)
◆株式会社シタシオン ストラテジックパートナーズ 代表取締役社長 http://citation-sp.co.jp
◆株式会社シタシオンジャパン 取締役会長 http://www.citation.co.jp
◆株式会社 イー・ファルコン 取締役 http://www.e-falcon.co.jp
<いわゆる経歴>
・2000年 株式会社東京個別指導学院に新卒で入社して、11ヶ月だけ働いてみた(→早めに飽きた) ・2001年 イギリスに行って、University of Londonで経済と国際関係を学んだり、Heriot-Watt Universityで経営学(MBA)をやってみた(→めちゃくちゃ勉強した)。この間に、イギリス人の友人とロンドンで会社を作ってみた(→イマイチだった) ・2003年 シタシオンジャパン社でマーケティングをやり始めてみた(→ろくにエクセルも使えなかった) ・2007年 シタシオンジャパン社の代表取締役社長になって経営をやってみた(→やってみてよかった) ・2018年 シタシオンジャパン社の社長を仲間に託し、引き続き会長としてコミットしつつも、シタシオンストラテジックパートナーズ社を設立してみた(→今ここ)
著者ページへ

感想・著者への質問はこちらから