第40回 わび和さび -社長峠のことわざ

この記事について
半世紀も生きてきますと、【ことわざ】の持つ意味が、より深く染みるようになりました。昔の人はうまいこと言ったもんだなぁと、しみじみ。時代の転換期、大きく世の中が変わってゆく中でも、人やこの世の本質的な部分は、案外変わらなかったりします。結構スルドイところを突いてくるのです。

本日のことわざ
「主客転倒

 

タカコ

本日のことわざ、、、というか今回は四字熟語だな

ほひほひ

ときどき来るな。四字熟語の回☆

タカコ

【主客転倒】しゅかくてんとう「主となるモノと従属的なモノが逆の扱いを受けること、物事の順序や立場が逆転すること」という意味。

ほひほひ

ふーん

タカコ

あのさ、これまで何度も言ってるかと思うんだけど、、

ほひほひ

フンフン

タカコ

今、時代の大きな変革期だって。

ほひほひ

ああ、そればっかり言ってるねww

タカコ

変革期とか転換期ということなのだけども、【変化する】というよりもむしろ、、、

ほひほひ

むしろ??

タカコ

ひっくり返って、真逆?になってきてる気がするんだよ。

ほひほひ

オセロみたいにかww

タカコ

まあ、わかりやすく言えばそう!

ほひほひ

どしてそう思うの??

タカコ

ひっくり返るといっても、何年かをかけて【きざし】は徐々に現れてきていたと思うのだけどね。

ほひほひ

へえ~

タカコ

いつの間にか、これまで生きづらさを感じたり苦労することが多かったひとが輝ける時代になっているぞ!?って気づいたんだよ。

ほひほひ

ほほう

タカコ

わかりやすい例でいくと、LGBTの方々とか。

ほひほひ

たしかに。【お姉キャラ】もすっかり市民権を得ているしな☆

タカコ

ほんの一昔前までは大変そうだった。三島由紀夫さんの仮面の告白とか読むと当時の価値観を知ることができて、、隠して一人悩んでいる人が多かった。

ほひほひ

お姉キャラ、タレントさんとかメイクアップアーティストさんとか多いよね。

タカコ

隠す必要なくなってきているよね。まあ、まだまだカミングアウトは大変ではあると思うけど。

ほひほひ

それがウリになる場合も増えた感じだね。

タカコ

あとさ、発達障害と呼ばれる方々の活躍も目覚ましい!まあ、もともと何か突出した才能をもっている方が本当に多いから。その才能を生かす土壌が文化として根付いてきたことって、ホント嬉しい。

ほひほひ

そうね♪

タカコ

「個性は尊重しましょう」といいつつ、これまで学校も社会も画一的であるよう求めてきて。なんか矛盾してるなって思ってた。

ほひほひ

規格外のところをたくさん持っているひと程、しんどい時代が続いていたね。

タカコ

それが逆転する時代にこれからは突入しつつある。

ほひほひ

以前は「キモイ」と言われていたオタク文化も☆

タカコ

日本がいま世界に誇れるのはアニメだったりする、、、

ほひほひ

もはや自動車や電化製品ではない。

タカコ

これまで生きづらかった君、もう大丈夫!

ほひほひ

主客転倒ですぞ☆

 

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著者について

 

黒須 貴子(くろす たかこ)
https://tempurayama.com/

数々のアルバイトや専業主婦などを経て、消防設備の会社を設立。下請けからの脱却、女性消防設備士の登用など、難題に直面してきた経験をシェアして生かせる〈社長峠の茶屋〉を始める。学生時代はパンクロッカー、現在はヴィジュアル系のキャンサーサバイバー。

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