第130回 SNOOPYの思考

 このコラムについて 

「担当者は売り上げや組織の変革より、社内での自分の評価を最も気にしている」「夜の世界では、配慮と遠慮の絶妙なバランスが必要」「本音でぶつかる義理と人情の営業スタイルだけでは絶対に通用しない」
設立5年にして大手企業向け研修を多数手がけるたかまり株式会社。中小企業出身者をはじめフリーランスのネットワークで構成される同社は、いかにして大手のフトコロに飛び込み、ココロをつかんでいったのか。代表の高松秀樹が、大手企業とつきあう作法を具体的なエピソードを通して伝授します。

本日のお作法/SNOOPYの思考

某大手さんにて「社内風土改善プロジェクト」に同席しました。

「定着率向上」「イノベーション創出」「連携強化」など、背景に潜むであろういくつかの目標が上がっていましたが、世代、役職、担当業務もバラバラな20代〜50代の有志メンバーが20人ほど集まった場でした。

「なんのために、会社や事業、自分自身の仕事が存在しているのか?」などについて、それぞれが思い・考えを伝え合う場は、とても有意義な機会だったようで、笑顔とツッコミの声が止まらない時間でした。

いくつもの素敵なコメントが飛び交い、それらをしっかりと議事録におさめたのですが、終盤に発起人のひとりという40代開発職の方がおっしゃった言葉が特に印象に残っています。

「僕、 “スヌーピーの思考” が大好きなんです。彼、結構深い話してくれるんですよ」

「例えば、鳥が飛び立つシーンを見ての話なんですが、相方のチャーリー・ブラウンは『この場所が嫌になったのかな、、』と寂しい気持ちを抱いたりするんだけど、

スヌーピーは『もっと良い住処が見つかったんだろうね!良かったね』と喜んで飛び跳ねたりするんです」

「同じ出来事を見ても、人によって見え方、捉え方が違うよね、っていう話なんですが、そんなことって当たり前のようにあるじゃないですか?」

「ウチも、改善が必要、って感じている人もいれば、そうじゃない人も当然いるはず」

「だけど、スヌーピーみたいに楽しんだり、喜んだりできるところにフォーカスを当てていけるプロジェクトでありたいなぁ、って思うんです」

「喜べば、喜びごとが、喜んで、喜びを連れて、喜びに来る。そんな気がするんですよ」

単純なのかもしれませんが、高松には、グッとくる素敵な言葉でしたw

つまりは、

「嬉しい・楽しい・大好き」にアンテナを張っている人は「嬉しい・楽しい・大好き」に気がづきやすい!

そんなことを教えてくれたのかと解釈しましたが、まさにその通りだな、と。

なんだか嬉しく楽しい時間だったのですw

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高松 秀樹(たかまつ ひでき)

たかまり株式会社 代表取締役
株式会社BFI 取締役委託副社長

1973年生まれ。川崎育ち。
1997年より、小さな会社にて中小・ベンチャー企業様の採用・育成支援事業に従事。
2002年よりスポーツバー、スイーツショップを営むも5年で終える。。
2007年以降、大手の作法を嗜み、業界・規模を問わず人材育成、組織開発、教育研修事業に携わり、多くの企業や団体、研修講師のサポートに勤しむ。

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