母から受け継いだ指輪をネックレスに、片方なくしたピアスをペンダントに、思い出の詰まった2つのリングを溶かして1つに――。魔法のようにジュエリーを生まれ変わらせるジュエリー修理・リフォーム専門店「Refine」(リファイン)。代表の望月信吾さんに、お客様に感動を届けるジュエリーリフォームの魅力、そして波乱万丈な人生についてお聞きする対談企画です。
第36回 「Refine」は境目のないジュエリーリフォーム

今日は「ジュエリーとアクセサリーの境目」について再びお聞きしてみたいと思います。以前のお話では、望月さんの中では「修理して使うものがジュエリー」で、「壊れたら捨てるものがアクセサリー」というようなイメージで分けていると仰ってましたね。

例えば折れたり割れたりしたものを修理する場合ロウ付けという溶接をするんですが、プラスチックなどの材質だとそれができない。そういう場合に、あくまで便宜的に「アクセサリーなので溶接は難しいです」と説明することはありますね。

ああ、それがわかりやすいかもしれません。その考え方でいくと、真鍮やアンチモニーのような合金も溶接ができないので、アクセサリーになるのかもしれませんね。

へぇ、そうなんですね。じゃあRefineで働きたいという方には、細かい作業が好きな方が向いていそうですね。やりながらどんどん技術も身に付くでしょうし、日々の仕事にもやりがいを感じられそうです。

ははぁ、もはや「ジュエリーリフォーム」という枠を超えた対応力ですね。でもそれだけお客様にとって「頼れる存在」になっているのが伝わります。メガネやトロフィーの修理も「ここなら何とかしてくれるかも」という信頼があってのことでしょうから。
対談している二人
望月 信吾(もちづき しんご)
ジュエリー工房リファイン 代表
25歳で証券会社を退社後、父親の経営する宝石の卸会社に入るが3年後に倒産。その後独立するもすぐに700万円の不渡り手形を受け路頭に迷う。一念発起して2009年に大塚にジュエリー工房リファインをオープンして現在3店舗を運営。<お客様の「大切価値」を尊重し、地元に密着したプロのサービスを提供したい>がモットー。この素晴らしい仕事に共感してくれる人とつながり仕事の輪を広げていきたいと現在パートナー募集中。
安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家
1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。