vol.104【水路|勝ち負けにこだわらないと自分らしく勝てる|会計の仕事からスピリチュアルの仕事に転職したKさんの場合】

 この記事について 

自分の絵を描いてもらう。そう聞くと肖像画しか思い浮かびませんよね。門間由佳は肖像画ではない“私の絵”を描いてくれる人。人はひとりひとり違います。違った長所があり、違った短所があり、違うテーマをもって生きています。でも人は自分のことがよく分かりません。だからせっかくの長所を活かせない。同じ失敗ばかり繰り返してしまう。いつの間にか目的からズレていってしまう。そんな時、私が立ち返る場所。私が私に向き合える時間。それが門間由佳の描く“私の絵”なのです。一体どうやってストーリーを掘り起こすのか。どのようにして絵を紡いでいくのか。そのプロセスをこのコンテンツで紹介していきます。

『水路|勝ち負けにこだわらないと自分らしく勝てる|会計の仕事からスピリチュアルの仕事に転職したKさんの場合』

勝ちたいのに上手くいかない、という人が絵を依頼することがあります。
すっかり疲れてしまった、どうしたらいいかわからない、という場合もあります。

「勝ちたいから絵がほしい」とは、絵のオーダーの理由としては、ずいぶん変わっていると思います。でも、門間由佳に絵を頼む理由としては、珍しくありません。観ることで内省する絵画を描いているからです。

「勝ちたい」という気持ち。これは、しっかりと自分の考えや行動をかえりみないと、空回りになります。

あなたは、本当に、何に対して勝つ必要があるのか?

【自分の勝ち】がわからなければ、たとえ勝っても虚しくなるだけです。

私は20代のころ、絵と会社員のダブルワークの実現を目指して、頑張って手に入れた後、満足していない自分に気づきました。そして、絵一本で生きていくことを決意した30代で、「これが【自分の勝ち】だ」と体感しました。でも、当初は人から「絵だけじゃ食えるようにならない」「別の仕事をした方がいい」と言われるたびに揺らぎました。善意のアドバイスや、多くの人がやっていることでしたので、「自分は間違っているのか?」と悩みました。

でも、他人の勝ち負けの基準は、自分の勝ち負けに関係ないのです。
起きた出来事に対し、自分の考えで向き合い、行動をして、自分だけの答えを創る、【自分の勝ち】を、一つひとつ積み重ねるのです。そうすることで、いつの間にか「才能がある」などと言われるようになります。単なる勝ち負けではない世界を拓くことができるようになるのです。繰り返して事実と正面から向き合うため、自主性や主体性を伸ばして知性を高める効果もあります。
だから、勝ち負けにこだわる前に、

不要な勝ち負けにこだわっていないか?

常に自分に問いかけることが一番大事なのです。
この問いを怠った途端、簡単に他人の勝ち負けの基準に巻き込まれていきます。

「勝ち負けにこだわる」のは、大切です。
負けたくない、勝ちたい!と思うから、人は強くなれます。

でも、一歩間違えると自分を見失ってしまいます。
しかし、自分は一体間違えているのかいないのか?これは、本当のところ、自分の心に聞いてみるしかありません。

例えば、

「友達、同僚、部下や上司に負けたくない」
「会社を辞めて負け犬と言われたくない」
「会社を潰したくない」

と頑張るのが張り合いなる人は、自分の勝ち負けと行動が合致しています。
一方、頑張れば頑張るほど心身ともにしんどくなって楽しくない、としたら、不要な勝ち負けにこだわっている可能性が高いです。しかも、自分を押し殺すことで成果を上げる真面目な人ほど、不要な勝ち負けにこだわっていることに気がつかないので、注意が必要です。

会計士を辞めたKさんも、そうでした。取引先からも信頼され、「自分で言うのもなんですが、真面目で業績もよかったです」と笑いました。「軌道に乗っている会計士を辞めて、サロンを開くのは、もったいない、と思う人が多いかもしれません。実際、辞める時にそう言われました。でも、会計士でいくら業績を伸ばしても、本当に心からの満足は得られませんでした。」

Kさんは、オーダー絵画を依頼したとき、スピリチュアルサロンを開く起業準備をしていました。「会計士を辞めて、『不要な勝ち負けにこだわらない』と充実感が全く変わると実感していても、小さな日常のことはついつい、『あの人がいいというから頑張ろう』とか、自分を殺して真面目に受けて、やりたくない物事を作ってしまいます。長年身についたものは、小さな形で残ってしまい、なかなかなくならないですね」

「自分を押し殺すことで自分にとっての勝ち、が、わからないとか、わかってもつい競ってしまうことがよくある中で、自覚できることは、素晴らしいことですよ。

不要なものを掴もうとする自分に気がついたら、すぐ手放せるイメージがあるといいですね。心の中に水路があって、いらないものに気がついたら推し流してくれるようなイメージです」

「手放す、そして、流す、とはいいですね!」Kさんは微笑みました。

Kさんの水路、は、心の奥深くという深さを感じる縦長。濃いアースカラーの画面に、横のラインで象徴的に描きました。

今から10年ほど前のことです。
Kさんはその後結婚して、地方へ移住。自分らしい世界を拓き続けています。

今回完成した作品 ≫『水路』

 

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 著者の自己紹介 

ビジョンクリエイター/画家の門間由佳です。
私にはたまたま経営者のお客さんが多くいらっしゃいます。大好きな絵を仕事にしようと思ったら、自然にそうなりました。

今、画廊を通さないで直接お客様と出会い、つながるスタイルで【深層ビジョナリープログラム】というオーダー絵画を届けています。
そして絵を見続けたお客様から「収益が増えた」「支店を出せた」「事業の多角化に成功した」「夫婦仲が良くなった」「ずっと伝えられなかった気持ちを家族に伝えられた」「存在意義を噛み締められた」など声をいただいています。

人はテーマを意識することで強みをより生かせるようになります。でも多くの人は自分のテーマに気がついていません。ふと気づいても、すぐに忘れてしまいます。

人生

の節目には様々なテーマが訪れます。

経営に迷った時、ネガティブになりそうな時、新たなステージに向かう時などは、自分のテーマを意識することが大切です。
また、社会人として旅立つ我が子や、やがて大人になって壁にぶつかる孫に、想いと愛情を伝えると、その後の人生の指針となるでしょう。引退した父や母の今までを振り返ることは、ファミリーヒストリーの貴重な機会となります。そして、最も身近な夫や妻へずっと伝えられなかった感謝を伝えることは、絆を強めます。そしてまた、亡くなった親兄弟を、残された家族や友人と偲び語らうことでみなの気持ちが再生されます。

こういった人生の起点となる重要なテーマほど、大切に心の中にしまいこまれてカタチにしづらいものです。

でも、絵にしてあげることで立ち返る場所を手に入れることができます。

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