人間交換日記 89通目「身近な人の笑顔」安田

人間交換日記

「すべての人は、すごい可能性を秘めている」と信じる大野と、「多くの人は目的などなくただ存在しているだけ」と断ずる安田。人間の本質とは何か。人は何のために生きているのか。300文字限定の交換日記による言論バトル。


89通目/安田からの返信
「身近な人の笑顔」

結局そういうことになりますよね。私も55年生きてきて辿り着いたのはそこです。自分の周りにいる人。少しでも自分が関わっている人。そういう人たちをほんの少しでも笑顔にするお手伝い。やり方は人によって違うんでしょうけど。でもやるべきことはみんな同じ。コツコツと人のお役に立てるよう頑張る。たぶん人生の目的ってそれ以外には無いんでしょうね。なのにそれに気がつくのはこんな歳になってから。何とか残り少ない時間を誰かの役に立てるように頑張る。でもちょっと油断すると、やっぱり自分のエゴや利益のために頑張ってしまう。どこまで行っても、何歳になっても、人間とは愚かなものです。

前回88通目/大野「本来警告を鳴らさなければならないのはコロナより…」

安田さんへ

連日のコロナの報道で、僕はいつになく違和感を感じております。
1万9959人。この数は昨年一年間に自ら命を絶った人の数です。来る日も来る日も54人の方々が毎日死んでいっています。ここ数年毎年。本来警告を鳴らさなければならないのはコロナより、この状態を生み出している社会の方です。
僕はコーチングセッションという場を借りてことあるごとに訴えているのは、悲しみを打ち明けられる存在になって欲しいという事なんです。ビジネスの目標に対してKPIが大事だと言うが、それは実は数値ではない。「身近な人の顔つき」に現れる。あなたの大切な人、関わる人はどんな顔つきで生きているだろうか?です。それを今強く問いたい。

ー大野より

 

前々回87通目/安田「はじめに言葉ありき」

大野さんへ

本来の自己はどのようカタチなのか。他人にまったく影響されていない「無垢な私」とはどのような存在なのか。それを知ることがとても大切な時代のでしょう。環境と他人とに影響されまくった自己はもはや機能不全に陥っていますから。世界が根底から変わるとき、やはり立ち返るべきは本来の私。ではどうやったらそこにたどり着けるのか。人生操作のキーはやはり「ことば」なのかもしれませんね。はじめに言葉ありき。誰かの言葉ではなく、習慣によって身についた言葉でもなく、オリジナルの「無垢な私」が発する言葉。それに耳を傾ける。私は何者なのか。それはイコール「私が最初に発する言葉は何なのか」ということ。

ー安田佳生より

 

これまでのやり取り

交換日記をする二人



火曜日
安田佳生(やすだ よしお)

1965年生まれ、大阪府出身。
2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。

●金曜日
大野栄一(おおの えいいち)
株式会社一番大切なこと 代表取締役
https://ichibantaisetsunakoto. com
https://www.sugoikaigi.jp/coach/eiichiono/

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