第145回「農業なのに60日の営業日数で年収2000万円?!という小さなブルーオーシャン」

このコラムについて

小さなブルーオーシャン?
何だかよく分からないよ。ホントにそんなので商売が成り立つの?

と思っている方は多いのではないでしょうか。何を隠そう私もそのひとりでした。私は人一倍疑り深い人間なのです。そこで・・・私は徹底的に調べてみることにしました。小さなブルーオーシャンなんて本当にあるのか。どこに行けば見られるのか。どんな業種なら可能なのか。本当に儲かっているのか。小さなブルーオーシャン探求の中で私が見つけた答えらしきもの。それはきっとみなさんにとっても「何かのヒント」になるはずです。

「農業なのに60日の営業日数で年収2000万円?!という小さなブルーオーシャン」


「一流大学を出て、一流企業へ。しかし、辛く、苦しく、逃げ出し、楽しく働いたら年収6000万」

 

一流企業はホワイトで、
農業はブラック。

いつ、誰が、
こんな構図を
作ったのでしょう?

確かに農業は、
「3K」と呼ばれるほど
ブラックです。
特に、長時間労働であり、
休みもありません。
しかし、
徹底的な効率化で
最大のパフォーマンスを
発揮している農園があります。

「ブルーベリーファームおかざき」

ブルーベリーの観光農園
というビジネスモデルを確立し、
営業日数60日間でも、
年収2,000万という
結果を出しているのです。

ブルーベリーファームおかざきは
「団体さんお断りの個人専用観光農園」
というポリシーの元、
農業を中心に、
飲食業でもあり、
観光業でもあるそうです。

Alison BlackmanによるPixabayからの画像

このビジネスモデルを確立した、
オーナー畔柳 茂樹氏は、
一流大学を出て、一流企業に入って、
人並みに出世していたそう。
世間的にはとても恵まれた
ビジネスパーソンですよね。

しかし、本人は
辛くて苦しかったそうです。
自分の時間もなく、
家族と過ごす時間も限られ、
ビジネスパーソンとして行き詰まり、
うつ病寸前。
当然、会社を辞める
という結果に。

世間からは、
順風満帆に見え、
ポジションを捨て、
会社を辞める。

なんだか、
「我慢してやれよ、逃げんなよ」
なんてことを言う人もいそうですが…。

しかし、私は
我慢せずに、逃げ出したからこそ、
この小さなブルーオーシャンが
生まれたんだと思います。

ご本人の起業の目的は、
自由が欲しい、
自分の時間が欲しい、
家族と過ごす時間が欲しい、
だったそうです。

同じように働かず、
稼ぐ方法はなにか、
を考え続けた結果、
今のビジネスモデルが
生み出された。
さらに、異業種への挑戦。
既成概念や慣習に
囚われることが
なかったんだと思います。

冒頭でもお伝えしましたが、
一流企業がホワイト、
農業はブラック。
本当でしょうか?

私は
農業をやっている
畔柳 茂樹氏の方が、
ホワイトに見えます。

結局、ホワイト、ブラックを
決めるのは本人次第と
言うことなのでしょうね。

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ブルーベリーファームおかざき
URL https://blueberryokazaki.com/
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佐藤 洋介(さとう ようすけ)
株式会社グロウスブレイン 代表取締役

大学(日本史専攻)を卒業後、人材コンサルティング会社に16年間勤務。ソフトウェア開発会社、採用業務アウトソーシング会社、フリーランスを経て、起業。中小企業の人材採用、研修に携わる一方で、大学での講義、求職者向けイベント等での講演実績も多数。人間の本質、行動動機に興味関心が強い。
国家資格キャリアコンサルタント、エニアグラムファシリテーター、日本酒ナビゲーター。

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