失敗した時だけでなく、成功した時も「次の一手」を考える。|中卒社長クボサトシ「学ナシ経営のススメ」 vol.31

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中卒の僕でも、社長になれた。
裸一貫からのスタートから年商4億円のビジネスを作り上げた「中卒社長・クボサトシ」がゆる〜く語る経営のコツ。既にビジネスを始めている方も、これから始めたいという方も、頭をからっぽにして読んでみてください。

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中卒社長クボサトシ「学ナシ経営のススメ」 vol.31
失敗した時だけでなく、成功した時も「次の一手」を考える。


“中卒社長”のクボサトシです。

『学ナシ経営のススメ』では、小さな頃から学校の授業が大嫌いだった私が、どうやって年商4億円のビジネスを立ち上げたのか、その経緯やノウハウについてお伝えしていきたいと思います。

今週も先週の続きから。

……
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ホームページ集客を辞め、チラシ集客へと完全に舵を切ったペイント王。「学ナシ」の私が“発明”したのは、ポスティング自体も自社で行うという手法でした。ポスティング業界では「1枚配ったらいくら」が当然な中、ペイント王は「反響率が上がったらボーナス支給」といった“成果主義”を取り込むことで、非常に優秀なポスティング部隊を作り上げることに成功したのです。

結果、ペイント王への問い合わせも順調に増えていきます。自社でチラシ作成→自社でポスティング→問い合わせ→売上増→チラシ集客にさらに投資、という好循環ができあがり、ビジネスの仕組みとして定着しました。

さて、こうなったらなったらで「次の一手」を考えたくなる私。

ここで私が注目したのは「コストダウン」でした。

経営者なら当然、経費は少しでも抑えたいもの。「この自社ポスティング体制を維持したまま、コストダウンが実現できないだろうか」と考えたわけです。

私が出した答えは、「併配」。併配というのは、複数クライアントのチラシを一緒にポスティングすることです。要するに「抱き合わせ配布」。これまではペイント王の自社チラシのみをポスティングしていたけれど、他社さんのチラシも一緒に配ることで手数料が稼げ、結果コストダウンが実現できると考えたのです。

私はさっそく営業を開始し、ポスティング案件をいくつか取ってきました。何しろ、配るのは我社の誇る「凄腕ポスティングスタッフ」たちです。他のポスティング会社より高い反響率を出す自信はありました。目的はコストダウンでしたが、うまくいけば独立したビジネスとして成り立つかもしれない、そんな風にも考えていたのです。

……が、結論から言うと、これは失敗に終わります。たった半年で私たちはこの「併配」をやめることになるのです。失敗の理由は来週ご紹介したいと思いますが、あなたはどう思いますか? ちょっと想像してみてください。

ということで、ここで今週の「学ナシ経営のススメ」。

「次の一手、を常に考える

ホームページ集客からチラシ集客への切り替えがうまくいき、ある程度「これで安心!」という状態が作れたわけですが、私は考えることをやめませんでした。失敗した時だけでなく、成功した時も常に「次の一手」を考える。それが経営者に求められる姿勢なのかもしれません。もっとも私は「経営術」としてそれをやっているというより、ただ「考えるのが好き」なだけかもしれませんが……。

ということで、また来週。

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