仕事を取ってくると役員に怒られます。|中卒社長クボサトシ「学ナシ経営のススメ」 vol.35

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中卒の僕でも、社長になれた。
裸一貫からのスタートから年商4億円のビジネスを作り上げた「中卒社長・クボサトシ」がゆる〜く語る経営のコツ。既にビジネスを始めている方も、これから始めたいという方も、頭をからっぽにして読んでみてください。

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中卒社長クボサトシ「学ナシ経営のススメ」 vol.35
仕事を取ってくると役員に怒られます。

“中卒社長”のクボサトシです。

『学ナシ経営のススメ』では、小さな頃から学校の授業が大嫌いだった私が、どうやって年商4億円のビジネスを立ち上げたのか、その経緯やノウハウについてお伝えしていきたいと思います。

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さて、数週に渡って私の2つ目の会社「日本ポスティングセンター(株式会社MAMENOKI COMPANY)」についてご紹介してきました。インフルエンサー竹之内社長に紹介いただいたこともあり、設立4年目で1億2000万円程度の売上を実現しています。

さて、というわけで私は現在ペイント王と日本ポスティングセンターを経営しているわけですが、会社を分けるメリットはどこにあるのでしょうか(日本ポスティングセンターはもともとペイント王のポスティング事業部だった部隊を独立させたものです)。

個人的に私が一番感じているのは、「自立心」や「モチベーション」といった部分です。会社が違えば当然会計も別ですから、(ペイント王の一事業部だった頃に比べて)売上や経費といった部分に目が行くようになります。売上は自分たちで作るもので、その中から経費も賄わなければならない。そんな意識が自然と生まれ、自立心やモチベーションが高く維持されることになるのです。

最近では、社長の私が気まぐれに営業して仕事を取ってくると、役員から「(仕事の選定は自分たちでするから)勝手なことをするな」と怒られるくらいに“自立”してくれています(笑)。現場の具体的な業務を監督する必要がなく、私は社長業に専念できるので、とても助かっています。

ちなみに、ペイント王のチラシ作成&ポスティングはどうしているのかというと、もちろん日本ポスティングセンターに「発注」しています。いずれも私が経営するグループ会社の関係ではあるものの、そこは互いに“仕事”としてきちんとした対応を行います(費用についても、他のクライアントさんと同じ正規価格でやっています)。

もともとはペイント王の自社チラシのみを配っていた部隊が、今は別法人で様々な業界のクライアントさんのポスティングを担っている。そう考えると感慨深いものがあります。一方のペイント王も塗装業に専念できるようになり、まさにウィンウィンの関係となっています。

ということで、ここで今週の「学ナシ経営のススメ」。

「任せるって、大事

自ら起業するような人は、ともすれば何でも自分でやってしまいがちです。しかし時には部下を信じて任せてみる。責任あるポジションに任命し、その人の責任で試行錯誤させてみる。そうすることで初めて、心から信頼できる「自律的な人材」へと成長してくれるのかもしれません。

ということで、また来週。

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