【vol.245】2022年に皆が使いつつある22のワード⑥

GlobalPicks 〜海外の情報を読み解いて、ビジネスに付加価値を投薬する方法〜 著者:小出 紘道


引き続き「2022年のトレンドを表現している英単語(アジア版)」を読みたいと思います。

タイのバンコクで編集されているweb雑誌みたいなので、「アジア圏の人の視点から見たトレンドを英単語で表現している」という観点で面白いなと思いました。

今回の記事はコレ↓

https://www.lifestyleasia.com/bk/culture/entertainment/22-words-well-all-be-using-in-2022/
22 words we’ll all be using in 2022
(2022年に皆が使いつつある22のワード)

22個のワードは下記の通りです。この中からいくつかPick-upしようと思います。

・Blob ・The boomerang generation ・Cannamoms
・Cryptocurrency ・Cycle logistics ・De-consumerism
・Frugalism ・Gender fluid ・GOAT
・Infodemic ・JOMO ・Mentrification
・Metaverse ・Mys ・Neopronouns
・NFT ・Plasticrust ・Slow working
・Web3 ・Woke ・Zennials

 

Slow working(スローワーキング)

Working more to earn more is nothing new as a concept. But what if, in 2022, we considered the principle that working less can allow us to be more efficient? This is the ideology of “slow working.” Goodbye to the pressure of deadlines and endless cycles of urgent projects, this is about taking our time, much as is done with “slow cooking” or “slow travel. Slowing down is without a doubt “the new cool.”

「より多く稼ぐために、より多く働く」というのは、新しい概念ではない。
でも、2022年「より少なく働くことで、より効率的になり得る」という原則を見つめるのはどうだろう?
それが”スローワーキング “の思想である。
締め切りのプレッシャーと緊急のプロジェクトの無限ループと決別し、「スロークッキング」や「スロートラベル」のように、じっくりと時間をかけて仕事をすることである。
スローダウンは、間違いなく「新しいクール」だ。

Hard workingをすることで「たくさん稼ぐ」という考え方から、Slow workingで「効率的に稼ぐ」という発想が相当浸透しているということですね。

個人的には、Hard workingの結果として「量が質に進化」した事例をいくつも見たことがあるので、Slow workingやSlow down思考に諸手を挙げて賛同するわけではないですが、そうは言っても「時間等の投下リソースに対して、より効率的に成果が出ること」は当然のことながら大正義です。

全てのことをSlow downすることが世界的に「当然のこと」であり「新しいクール」なのだ、ということでしょう。

Slow down思考同様に、Scale down(規模の縮小)も世界的なトレンドですし、さらには、役職から降りた働き方などのStep down思考もトレンドですね。

2022年以降しばらくの間は、どうやらビジネス界隈で
Slow down, Scale down, Step downが全盛を迎えそうです。

 

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「本コラムと、本業ビジネスとの関係」(著者・小出紘道より)

本業ビジネスでは「マーケティング&戦略コンサル」の仕事と、「高付加価値情報提供サービス」の仕事をしています。本コラムは後者の「高付加価値情報提供サービス」の初級編としての入り口となればいいな、と思ってます。世界の誰かが”既にかなり研究したり、結論を出している”にも関わらず”日本では流通していない数値情報や文字情報”がたくさんあります。それらの情報を、日本のマーケットにフィットするように編集・分析すれば「競合他社」や「競合他者」を出し抜ける可能性が高まります。法人向けのサービスとなっていますので、詳細はFace to Faceでお伝えしますね。

著者情報


小出紘道 (HIROMICHI KOIDE)
◆株式会社シタシオン ストラテジックパートナーズ 代表取締役社長 http://citation-sp.co.jp
◆株式会社シタシオンジャパン 取締役会長 http://www.citation.co.jp
◆株式会社 イー・ファルコン 取締役 http://www.e-falcon.co.jp
<いわゆる経歴>
・2000年 株式会社東京個別指導学院に新卒で入社して、11ヶ月だけ働いてみた(→早めに飽きた) ・2001年 イギリスに行って、University of Londonで経済と国際関係を学んだり、Heriot-Watt Universityで経営学(MBA)をやってみた(→めちゃくちゃ勉強した)。この間に、イギリス人の友人とロンドンで会社を作ってみた(→イマイチだった) ・2003年 シタシオンジャパン社でマーケティングをやり始めてみた(→ろくにエクセルも使えなかった) ・2007年 シタシオンジャパン社の代表取締役社長になって経営をやってみた(→やってみてよかった) ・2018年 シタシオンジャパン社の社長を仲間に託し、引き続き会長としてコミットしつつも、シタシオンストラテジックパートナーズ社を設立してみた(→今ここ)
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