「オモシロイを追求するブランディング会社」トゥモローゲート株式会社代表の西崎康平と、株式会社ワイキューブの代表として一世を風靡し、現在は株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表および境目研究家として活動する安田佳生の連載対談。個性派の2人が「めちゃくちゃに見える戦略の裏側」を語ります。
第48回 今の成功は「自分の魅力のおかげ」だと思いますか?

うーん、いや、もちろん「めっちゃつまらない奴」ではないと思ってますけどね(笑)。でもフォロワーや登録者に関して言えば、やっぱり「数をこなした」ことで得られていると思っていて。だって僕らyoutubeだけで2000本以上動画出してるんですよ。

うーん、だとすると、それは社長特権かもしれません。というのも、先日の本の寄贈もそうだし、オフィス内にレストラン作るとかも、全部会社全体で取り組んでいることなんです。でも、それらを世の中に伝えるときには、やっぱり僕が代表者として前に出ることになるじゃないですか。

ああ、なるほど。実際は会社全体の成果なんだけど、世間のアテンションは西崎さん個人に集まりやすいってことですね。…でも、心の底では「まぁ俺が一番面白いんだけどな」って思ってるんじゃないですか?(笑)

ふ~む、そうですか。でも一方でね、西崎さんは「オモシロイ会社を作る」ってことにはものすごくこだわっているじゃないですか。そういう発想が出てくる時点で、やっぱりどこか「自分は普通ではない」と思っているんじゃないかと思うんですけど。

ああ、わかる気がします。…でも、しつこくて申し訳ないですけど(笑)、トゥモローゲートの持つ強みとして考えた時に、「西崎さん自身の魅力」はかなり上位だと思いますけどね。実際西崎さんファンって世の中にいっぱいるわけで。
対談している二人
西崎康平(にしざき こうへい)
トゥモローゲート株式会社 代表取締役 最高経営責任者
1982年4月2日生まれ 福岡県出身。2005年 新卒で人材コンサルティング会社に入社し関西圏約500社の採用戦略を携わる。入社2年目25歳で大阪支社長、入社3年目26歳で執行役員に就任。その後2010年にトゥモローゲート株式会社を設立。企業理念を再設計しビジョンに向かう組織づくりをコンサルティングとデザインで提案する企業ブランディングにより、外見だけではなく中身からオモシロイ会社づくりを支援。2024年現在、X(Twitter)フォロワー数11万人・YouTubeチャンネル登録者数19万人とSNSでの発信も積極的に展開している。
安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家
1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。