其の廿七 インターネットってなに?

イノベーションカードが知らせる
本日の斬り口:すべてを捨てる
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拙者、電車などに乗り、
ぼーっしながら

分数をつくる

癖がある。

たとえば
電車の7人席に
座ってる人たちを見ながら

メガネをかけている 4人/7人
スマホをみている  6人/7人
寝ている 2人/7人

など、その都度
思いつくテーマで
分数をつくる。

横断歩道で
信号待ちするときも
目の前の通り過ぎる車の
運転者をみながら

毛染めしてる 0人/1台、
1人/2台、1人/3台。。。

など、
自動思考で
行なっているでござる。

その自動思考の
分数テーマに

インターネット

を掲げて、
いまいる、某会議室を見回す。

zoomを使っていたり、
googleドライブに
共有ファイルをあげていたり
ブラウザで調べものしていたりと

25人/25人=1

となる。

まるっきり
分数感がない
つまらない結果だ。

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分数感がない

ザ・インターネット

これをすべて取り出して
体感することは
誰にもできない。
けれど、誰もが
その領域で
見たいものを見て
したいことをして
得たいことを得ている。

接触している
情報は
視覚と聴覚。

視覚
聴覚

これは共有しやすいから
インターネットのような

頭でつながる

場に向いている。

そして
「インターネット場」に
放り込んだ記録は
頭だけとつながり、

腐り、朽ちることもなく、
ずっとそこにある。

ーーーー
頭とだけつながり、
腐り、朽ちることがない。

というのは、
便利な面もあるが、
よくよく考えると
怖いことでもある。

そこでは

忘却

がなくなる。
ということだ。

たとえば、

心を入れ替えて
人生をやり直す

という
局面があったとする。

SNSのアカウントを
削除したり
変更したり
表面上の対策は
とれるかもしれないが、

人生やり直す前の自分

がインターネット場では
生き続けている。

過去、もう忘れてしまいたい
自分が腐ることなく、
生き続けている。

腐らずに
ずっと残る

ということは
繰り返し、
その情報に接触する
ことができ、

曖昧さを許す

ということが
自他ともに
できにくい
現実を生むかもしれない。

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頭だけとつながる情報は
身体性を持つ情報と違い、

解釈の暴走

が起こりやすい
一面もある。

インターネットだけで
接触した情報。
これは

頭だけだ

ということを
肝に銘じることが
必要ではなかろうか。

とパンダ侍、
いつになく
真面目。

だがっ、
拙者の拙者外相談役の
空海先生の言葉に

重々帝網なるを即身と名づく

がある。

これは、空海先生の

即身成仏義

に登場する言葉だ。

帝網

というのは
帝釈天が住む宮殿の
天井にかけられている
網のこと。

この網の交差する
結び目に小さな宝石が
縫い込まれている。

これが互いに
互いの光を
映しあって
光をきらきらと
反射している。

このひとつひとつの
結び目の光が
わたしたちひとりひとり。

互いにつながり、
互いの輝きを
その身に映してるのだ。

ちいさな輝き1つ失っても
全体の輝きは暗くなる。

インターネットも
このような

互いを輝かせる網

であってほしいものでござる。

ーーーー
ってことで
インターネットとは軍事用に開発された技術が応用され
境目を超えていく便利なテクノロジーというだけでなく、
インターネットとは

腐らず、朽ちず、残る自分

でござる。

拙者の場合、直感思考で書いているこのコラムが残るでござる、yo!

 


パンダ侍のプロフィール

あまりの弱さに
天敵に追われ、
争いを避けて、
しぶしぶ笹を食べ始める。
しだいに美味しく
感じれらるようになり、
肉食であるにもかかわらず、
肉をまずく感じるようになった
熊を先祖に持つ。

育ての先生の
気まぐれから、

こやつは笹薮から
世間に出してみよう

ということで、
草むらを転がり、
川のせせらぎをまたぎ、
欄干をスキップして、
東京に生息。

ある日、笹かまを食べ、

こ、これは笹ではない

と、その驚きで、ほっぺが落ち、
その衝撃で震えがとまらなくなり、
その震えから膝ががくっと落ちた、
その瞬間、

本質を見定めよ。

と天啓をうける。

それ以来、
本人の意思とは関係なく
白いしっぽが
陰陽太極図となり
白黒混ざり合う世の中で、
そもそもを斬ることになる。

腰に非常食の竹笹を
さしていたところ、

侍だったんですねー。

と、たまたま勘違いされ、
パンダ侍と
呼ばれるようになり、
現在に至る。

 

 

生息地:世田谷区界隈ときどき旅
職業:パンダ侍
特技:白黒和合流そもそも斬
苦手:常識、規則、喧騒、争い
好物:笹かま
信条:昼寝と愉快を選ぶ

執筆者:小野ゆうこ

食べること、人間観察、木彫を修行とし、
愛と誠と調和、そしてユーモアを信条とし、
対話によって内発と創発を起こす現場づくりを得意とし、
中小企業の理念づくりやブランディング、新規事業開発を通じた組織変容、
また、経営者の自己変容セッションを生業にしている。
日本大学大学院藝術学研究科修士課程修了後、
企画・コンテンツ開発会社で企画ディレクションを経験後、2006年、株式会社つくるひとを創業。
売上高2億~7,700億円規模の組織、業種業態を問わず、創業以来780を超えるプロジェクトを経験。
10年間でのべ3万人の現場会議を中心に据え、対話型の課題解決に関わる。
現場プロジェクトメンバーの個人成長と集団組織の変容を
常に後押しするプロジェクト型のコンサルティングスタイルを貫き、「考え方」や「対話デザイン」を修得してもらいながら、実際の課題解決をすすめる。
幼いときは宇宙人、変人と、揶揄され、学校社会になじめないまま成長したが、実社会では「変人視点」が求められることが増え続け、重宝されている。

株式会社つくるひと 代表取締役
デキル。株式会社 代表取締役
一社)一般社団法人ビーイング・バリュー協会 理事/マスターコンサルタント

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