其の参十九 漫画ってなに?

イノベーションカードが知らせる
本日の斬り口:みんなが欲しがるものは?
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日本で最古の漫画と
言われているのは
平安時代の絵巻物

鳥獣人物戯画

でござるそうな。
葛飾北斎が描いた

北斎漫画

はヨーロッパの
芸術家たちに
大きな衝撃と
影響を与えた。

ジャポニズム

と呼ばれる、
ブームが
それでござる。

漫画

という媒体は
歴史の流れや
文化や言葉の違いも
かるがる、やすやすと
飛び越えていく。

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拙者、人間界の
理解のために
漫画を大量に読んでいる。

漫画を読む

ということで、
1つ衝撃を受けた
体験がある。

○京大学の
留学生の知人が、
日本にきて

漫画の読み方を覚えた

という。

漢文の読み方

と同じくらいの
重みで発言されたので
なんじゃらほいと
思い、その

読み方とは何か?

を伺った。
知人がいうには、
たとえば、
手塚治虫大先生の

火の鳥 鳳凰編

で、茜丸が
火の鳥から
もう2度と
人間に生まれる
チャンスはない、と
告げられる場面がある。

この場面では

真っ暗な闇に
台詞だけが
書いてあるコマがある。
そのコマには

虫が死んだら
カメに生まれ
かわります

と書いてある。

漫画の読み方が
身についていると
この台詞は

火の鳥

が言っていると
大戸屋に入ると、
ホッケ定食を
自動的に注文するのと
同じくらい、

なんの思考力も
働かせることなく
スラスラと
読み進められる。

しかし、拙者の知人は
漫画初心者だったころ

このコマには
誰もいないのに
なぜ台詞だけが?
突然、なぜ?

と読み進めることが
できなかったそうだ。

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この知人も
いまでは立派な
漫画の読み手として
成長を遂げたが、

漫画初心者の頃は
風景に台詞吹き出しが
あるコマなどで
たびたびその前後を
解読し、予想を立て
読み進める。

と苦労をしたと
語ってくれたでござる。

時間や、文化や言葉を
かるがると超える漫画も

お作法

は存在する。
その作法とは

目には見えないことを
脳内イメージで展開する

ことだ。

これは
漫画に限ったことでなく、
この日本では

目に見えない世界と同居

することが
自然に身につく
環境があるのかもしれない。

金魚すくいに
おたまで取り組むくらい
やすやすと漫画を
読みこなすのは

描かれていることから
描かれていないことを
想像する力

ではないだろうか、で候。
能力開発だと思って、
どんどん読むがいいでござる。

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ってことで
漫画とは、単なる娯楽コンテンツの域を超えていく。

漫画とは

目に見えないことを想像するトレーニング装置

でござる。

拙者、マンガでは叙事詩系が好きでござるよ。


パンダ侍のプロフィール

あまりの弱さに
天敵に追われ、
争いを避けて、
しぶしぶ笹を食べ始める。
しだいに美味しく
感じれらるようになり、
肉食であるにもかかわらず、
肉をまずく感じるようになった
熊を先祖に持つ。

育ての先生の
気まぐれから、

こやつは笹薮から
世間に出してみよう

ということで、
草むらを転がり、
川のせせらぎをまたぎ、
欄干をスキップして、
東京に生息。

ある日、笹かまを食べ、

こ、これは笹ではない

と、その驚きで、ほっぺが落ち、
その衝撃で震えがとまらなくなり、
その震えから膝ががくっと落ちた、
その瞬間、

本質を見定めよ。

と天啓をうける。

それ以来、
本人の意思とは関係なく
白いしっぽが
陰陽太極図となり
白黒混ざり合う世の中で、
そもそもを斬ることになる。

腰に非常食の竹笹を
さしていたところ、

侍だったんですねー。

と、たまたま勘違いされ、
パンダ侍と
呼ばれるようになり、
現在に至る。

 

 

生息地:世田谷区界隈ときどき旅
職業:パンダ侍
特技:白黒和合流そもそも斬
苦手:常識、規則、喧騒、争い
好物:笹かま
信条:昼寝と愉快を選ぶ

執筆者:小野裕子

食べること、人間観察、木彫を修行とし、
愛と誠と調和、そしてユーモアを信条とし、
対話によって内発と創発を起こす現場づくりを得意とし、
中小企業の理念づくりやブランディング、新規事業開発を通じた組織変容、
また、経営者の自己変容セッションを生業にしている。
日本大学大学院藝術学研究科修士課程修了後、
企画・コンテンツ開発会社で企画ディレクションを経験後、2006年、株式会社つくるひとを創業。
売上高2億~7,700億円規模の組織、業種業態を問わず、創業以来780を超えるプロジェクトを経験。
10年間でのべ3万人の現場会議を中心に据え、対話型の課題解決に関わる。
現場プロジェクトメンバーの個人成長と集団組織の変容を
常に後押しするプロジェクト型のコンサルティングスタイルを貫き、「考え方」や「対話デザイン」を修得してもらいながら、実際の課題解決をすすめる。
幼いときは宇宙人、変人と、揶揄され、学校社会になじめないまま成長したが、実社会では「変人視点」が求められることが増え続け、重宝されている。

ツクリビト株式会社 代表取締役
デキル。株式会社 代表取締役
一社)一般社団法人ビーイング・バリュー協会 理事/マスターコンサルタント

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