其の七十 パワースポットってなに?

イノベーションカードが知らせる

本日の斬り口:違う時代に置く
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パワースポット

ってどういう意味で
使っているか、
いま、拙者から
半径1mにいる人たちに
サクっと問うたところ、

パワーをもらえる場所

ということらしい。
このとき、君らが言う

パワー

とは、何ぞや?と
新たに問うたところ、

なんかこー、
運が良くなる?力?みたいな?

と語尾にやたらと
?をつけて
答えてくれた。

拙者半径1mの人たちは

自分の運を上げる力

出している場所

から吸い取って
いるらしい。

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吸い取るなんて
言い方~~~。

と嗜められた。
が、言い方とか、
そんなことは
本当にどうでもいい。

そもそも
大昔や、戦時中などの
パワースポットって
いったら、

水が湧く場所

ではないか。

飲める水が湧く

ところは
文字通り、
命の源泉だ。

地球内生物は、
命の誕生にも
その維持にも
水を必要としている。

水が湧き出す泉は、
それこそ、
パワースポットであったろう。

拙者の知人で、
山で生きる
野人によれば、

弱った動物たちは
山の湧き水に
向かうそうだ。

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この命の源泉を
未来の命につなぐために、

山や森をととのえ
それとともに
暮らしてきた
縄文の人たちの知恵は
一体どこに霧散して
しまったのでござるか。

大昔の時代には、

湧き水の土地を買い占めて
許可制にしよう

とか

他の人たちよりも
多くの量を得よう

とか

水のない奴らに
売って一儲けしてやろう

とかの発想が
なかった頃が
あったのではないか。

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現代のパワースポットは
情報や物語がひっついて

許可制で儲ける
自分のご利益を求める
ご利益グッズで儲ける

と、自分がもうらだけの
一方通行。

泉がずっと泉であり続けるために
パワースポットが
パワースポットであり続けるために
自分たちにできることを
すっかり忘れて

まだまだ足りない
もっともっとほしい
自分だけを満たしてくれ

という
病気にかかっているように見える。

もうそろそろ、
もらうことから、
与えることに
考え方を反転させて、

自分がパワースポット!

と宣言しよう。

自分の側に来る人たち、
自分が行く場所、
自分のいる環境、
それらを

丸ごと!ハッピーにしちゃうよ

ってな気概をもって
毎日を暮らそうよ、でござる。
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ってことで
パワースポットとは、ある特別な場所のことではない。

パワースポットとは

あなた自身のこと

でござる。

拙者、歩く異次元と呼ばれているでござるよ。

 


パンダ侍のプロフィール

あまりの弱さに
天敵に追われ、
争いを避けて、
しぶしぶ笹を食べ始める。
しだいに美味しく
感じれらるようになり、
肉食であるにもかかわらず、
肉をまずく感じるようになった
熊を先祖に持つ。

育ての先生の
気まぐれから、

こやつは笹薮から
世間に出してみよう

ということで、
草むらを転がり、
川のせせらぎをまたぎ、
欄干をスキップして、
東京に生息。

ある日、笹かまを食べ、

こ、これは笹ではない

と、その驚きで、ほっぺが落ち、
その衝撃で震えがとまらなくなり、
その震えから膝ががくっと落ちた、
その瞬間、

本質を見定めよ。

と天啓をうける。

それ以来、
本人の意思とは関係なく
白いしっぽが
陰陽太極図となり
白黒混ざり合う世の中で、
そもそもを斬ることになる。

腰に非常食の竹笹を
さしていたところ、

侍だったんですねー。

と、たまたま勘違いされ、
パンダ侍と
呼ばれるようになり、
現在に至る。

 

 

生息地:世田谷区界隈ときどき旅
職業:パンダ侍
特技:白黒和合流そもそも斬
苦手:常識、規則、喧騒、争い
好物:笹かま
信条:昼寝と愉快を選ぶ

執筆者:小野裕子

食べること、人間観察、木彫を修行とし、
愛と誠と調和、そしてユーモアを信条とし、
対話によって内発と創発を起こす現場づくりを得意とし、
中小企業の理念づくりやブランディング、新規事業開発を通じた組織変容、
また、経営者の自己変容セッションを生業にしている。
日本大学大学院藝術学研究科修士課程修了後、
企画・コンテンツ開発会社で企画ディレクションを経験後、2006年、株式会社つくるひとを創業。
売上高2億~7,700億円規模の組織、業種業態を問わず、創業以来780を超えるプロジェクトを経験。
10年間でのべ3万人の現場会議を中心に据え、対話型の課題解決に関わる。
現場プロジェクトメンバーの個人成長と集団組織の変容を
常に後押しするプロジェクト型のコンサルティングスタイルを貫き、「考え方」や「対話デザイン」を修得してもらいながら、実際の課題解決をすすめる。
幼いときは宇宙人、変人と、揶揄され、学校社会になじめないまま成長したが、実社会では「変人視点」が求められることが増え続け、重宝されている。

ツクリビト株式会社 代表取締役
デキル。株式会社 代表取締役
一社)一般社団法人ビーイング・バリュー協会 理事/マスターコンサルタント

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