其の佰廿十伍 失敗のそもそも

イノベーションカードが知らせる
本日の斬り口:よくある間違いは?
ーーーー

失敗とは
そもそも
何か?でござるね。

拙者の世を忍ぶ
仮の両親は
すごぶる厳しい
評価基準を
設けていた。

たとえば、
7歳のとき

風呂掃除

を躾けられた。

風呂場の床や壁に
装飾された
細かいタイルの
目地を歯ブラシで
1本ずつ磨く。

目地が
美しくならなければ

失敗

であり、

やり直し

が言い渡される。

ーーーー
小学校では
授業の問いや
ドリル、テストなどで

正解するかどうか

が評価され、
問いに対する

唯一の正しき答え

を戻せなければ

失敗

であり、

やり直し

を言い渡される。
体育の授業でも

跳び箱8段

などで

正しく飛べるか

を評され
できなければ

失敗

であり、

やり直し

を繰り返すことになる。

ーーーー
これらのことは、
拙者にとって

理不尽な圧力

でしかなかったでござる。
魂のどこかを
麻痺させることで
生き抜いてきたとも言える。

そして、拙者が
大人ってやつの
部類に入ってから

彫刻の先生

に出会った。
彫刻の先生は

失敗なんてないです。

と言う。
木彫は

彫る

ので、木片が
本体から削れていく。

削れた木片は
二度とつけたり
戻したりできない。

ちょっと手元が狂って
意図しない部分まで

どばっ!!!

と彫ってしまうときがある。

失敗した!

と思うことはない。
と先生は言う。

そこに現れた
新しい形を
活用すればいいだけです。

と先生は言う。

彫刻の醍醐味は

自分の想定を超える

ことにある。
これは、人生も
同じでなかろうか。
ーーーー
ってことで
失敗とは、しないことが重要なのではない。

失敗なんてない、ってことを気づかせる因子

でござる。

拙者、ゴールを決めない彫刻なので失敗はないでござるよ。

 

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パンダ侍のプロフィール

あまりの弱さに
天敵に追われ、
争いを避けて、
しぶしぶ笹を食べ始める。
しだいに美味しく
感じれらるようになり、
肉食であるにもかかわらず、
肉をまずく感じるようになった
熊を先祖に持つ。

育ての先生の
気まぐれから、

こやつは笹薮から
世間に出してみよう

ということで、
草むらを転がり、
川のせせらぎをまたぎ、
欄干をスキップして、
東京に生息。

ある日、笹かまを食べ、

こ、これは笹ではない

と、その驚きで、ほっぺが落ち、
その衝撃で震えがとまらなくなり、
その震えから膝ががくっと落ちた、
その瞬間、

本質を見定めよ。

と天啓をうける。

それ以来、
本人の意思とは関係なく
白いしっぽが
陰陽太極図となり
白黒混ざり合う世の中で、
そもそもを斬ることになる。

腰に非常食の竹笹を
さしていたところ、

侍だったんですねー。

と、たまたま勘違いされ、
パンダ侍と
呼ばれるようになり、
現在に至る。

 

 

生息地:世田谷区界隈ときどき旅
職業:パンダ侍
特技:白黒和合流そもそも斬
苦手:常識、規則、喧騒、争い
好物:笹かま
信条:昼寝と愉快を選ぶ

執筆者:小野裕子

食べること、人間観察、木彫を修行とし、
愛と誠と調和、そしてユーモアを信条とし、
対話によって内発と創発を起こす現場づくりを得意とし、
中小企業の理念づくりやブランディング、新規事業開発を通じた組織変容、
また、経営者の自己変容セッションを生業にしている。
日本大学大学院藝術学研究科修士課程修了後、
企画・コンテンツ開発会社で企画ディレクションを経験後、2006年、株式会社つくるひとを創業。
売上高2億~7,700億円規模の組織、業種業態を問わず、創業以来780を超えるプロジェクトを経験。
10年間でのべ3万人の現場会議を中心に据え、対話型の課題解決に関わる。
現場プロジェクトメンバーの個人成長と集団組織の変容を
常に後押しするプロジェクト型のコンサルティングスタイルを貫き、「考え方」や「対話デザイン」を修得してもらいながら、実際の課題解決をすすめる。
幼いときは宇宙人、変人と、揶揄され、学校社会になじめないまま成長したが、実社会では「変人視点」が求められることが増え続け、重宝されている。

ツクリビト株式会社 代表取締役
デキル。株式会社 代表取締役
一社)一般社団法人ビーイング・バリュー協会 理事/マスターコンサルタント

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