其の佰伍十  支配って何?

イノベーションカードが知らせる


本日の斬り口数えてみる
ーーーー

いま、拙者は
自分の机に向かい
このコラムを
書いているでござる。

見渡すと
多くの物体に
囲まれている。


椅子


カレンダー
植木

写真

彫刻
積木
コップ
コースター
照明
ペン
ノート
ファイル

などなど。

これら
ひとつひとつを
吟味して

全うな自分意志

で決断して
購入したのか?

と、節約の神様に
真顔で問われたら

うううっ。。。

となるでござる。
ーーーー

自分自身で
選んだ

と思っている物も

選ばされている

かもしれない。
なぜなら、
資本主義経済は

消費し続ける

ことを必要と
しているので
ござるからね。

消費し続ける人

を最高モデルにて
成り立っている
資本主義経済、
消費経済でござる。

だから、

考える力を弱める

が基盤になる。
もし、考える力を
持ったら

必要ないよね~
いらないよね~
馬鹿らしいよね~

と消費が
進まない。
ーーーー

ほらほら
これってすてきでしょ。
えっ、まだもっていないの?
あなた、そんな感性で
この時代を生きていけるの?

とか、

えっ、これを
選ばない理由って
あります?
だって成功したいんでしょ?
お金ほしいんでしょ?
あの人に比べて
あなた、どうです?

と比較させ
理想を思い込ませ
劣等感を抱きさせ続ける、
コンプレックス商法によって
経済が成立している。

これって、
気づけば、
離れることができる。

比較をやめて
与えられた理想ではなく

自分で考える

だけ。

支配って、
支配されている側が

えっ、なんか
つまらないよねー

と自分で考え始めるだけで
解かれてしまう、
脆いものでござるよ。

ーーーー
ってことで
支配とは、する側にバトンがあるのではない。

される側が率先して享受していること

でござる。

拙者、でござるよ。

 

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パンダ侍のプロフィール

あまりの弱さに
天敵に追われ、
争いを避けて、
しぶしぶ笹を食べ始める。
しだいに美味しく
感じれらるようになり、
肉食であるにもかかわらず、
肉をまずく感じるようになった
熊を先祖に持つ。

育ての先生の
気まぐれから、

こやつは笹薮から
世間に出してみよう

ということで、
草むらを転がり、
川のせせらぎをまたぎ、
欄干をスキップして、
東京に生息。

ある日、笹かまを食べ、

こ、これは笹ではない

と、その驚きで、ほっぺが落ち、
その衝撃で震えがとまらなくなり、
その震えから膝ががくっと落ちた、
その瞬間、

本質を見定めよ。

と天啓をうける。

それ以来、
本人の意思とは関係なく
白いしっぽが
陰陽太極図となり
白黒混ざり合う世の中で、
そもそもを斬ることになる。

腰に非常食の竹笹を
さしていたところ、

侍だったんですねー。

と、たまたま勘違いされ、
パンダ侍と
呼ばれるようになり、
現在に至る。

 

 

生息地:世田谷区界隈ときどき旅
職業:パンダ侍
特技:白黒和合流そもそも斬
苦手:常識、規則、喧騒、争い
好物:笹かま
信条:昼寝と愉快を選ぶ

執筆者:小野裕子

食べること、人間観察、木彫を修行とし、
愛と誠と調和、そしてユーモアを信条とし、
対話によって内発と創発を起こす現場づくりを得意とし、
中小企業の理念づくりやブランディング、新規事業開発を通じた組織変容、
また、経営者の自己変容セッションを生業にしている。
日本大学大学院藝術学研究科修士課程修了後、
企画・コンテンツ開発会社で企画ディレクションを経験後、2006年、株式会社つくるひとを創業。
売上高2億~7,700億円規模の組織、業種業態を問わず、創業以来780を超えるプロジェクトを経験。
10年間でのべ3万人の現場会議を中心に据え、対話型の課題解決に関わる。
現場プロジェクトメンバーの個人成長と集団組織の変容を
常に後押しするプロジェクト型のコンサルティングスタイルを貫き、「考え方」や「対話デザイン」を修得してもらいながら、実際の課題解決をすすめる。
幼いときは宇宙人、変人と、揶揄され、学校社会になじめないまま成長したが、実社会では「変人視点」が求められることが増え続け、重宝されている。

ツクリビト株式会社 代表取締役
デキル。株式会社 代表取締役
一社)一般社団法人ビーイング・バリュー協会 理事/マスターコンサルタント

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