こんにちは。安田佳生のゲリラマーケティング ナビゲーターの栃尾江美です。
金子“絶対”って言葉の使いどころがないなと思いました。金子あゆみです。
絶対なんてありえないというね。
わかる。自分の意見を主張したい時に絶対って言うよね。絶対な時じゃなくても。
金子難しいっすね。
それは今日のテーマとも繋がっていく話です。
お！そうなんですか？
金子え！？
今日はですね、自己暗示というものについて話をしてみたいなと。
はい。
「思考は実現する」って言うじゃないですか。
はい。
金子はい。
僕の人生経験において、どうやら「思考が実現する」っていうのは事実だなと。
なるほど。
金子 おお、いいですね。
ただし100％じゃなきゃいけない。99.9％の思い込みでは実現しない。
どういう意味でしょう？
「自分は必ずできる」とか「自分はもうできている」って、鏡に向かって言い続けるのがあるじゃないですか。
自己暗示みたいな？
そうそう。自己暗示によって「本当にできる」と信じ込めればそれが実現するっていう。
金子うん。
だけど信じ込むって難しいじゃないですか。1％でも疑問を持ってしまったら、もうそれは信じてない状態なので。
100％じゃなきゃ実現しないという理論なんですね。安田さんは。
そうです。ちょっとでも疑問を持つとそっちが実現しちゃう。
なるほど。
金子 えー！1パーで99パーを打ちのめすってことですか。
はい。100%信じたことだけが実現する。だけど自己暗示で100%にはならないと思うんですよ。
なるほど。
だから自己暗示には意味がない気がして。「絶対に俺はできる」とか言ってる時点でもうダメなんですよ。本当に信じてる人はそんなことしないんです。「絶対に呼吸ができる」なんて思わないじゃないですか。
金子 確かに。
「私は呼吸できているんだろうか？」って疑い出すと、呼吸できなくなると思うんです。
金子実際それで、私、過呼吸になったことがあります。呼吸できてるかな？って思ったら、はあはあし出して。
いやホントそうなんですよ。閉所恐怖症とかもそうだと思うんですけど。
金子うんうん。
つまり思考は実現するってことですよ。現実に反映される。
金子うん。
自分が望んでいない現実だとしたら、それは自分が頭の中で考えた結果なんだっていう。
金子うん。
だけど自己暗示で100%信じるのは難しい。だから宗教に頼るんだと思う。宗教の力で100%「自分は正しい」って信じ込むために。
金子うんうん。
うん。
つまり信じるものは救われるんだけど、信じようとするものは救われない。
金子あー怖い。
っていうのが私の結論でして。
金子なるほど。
絶対っていうのは存在しないんですよ。なぜかというと100%は0%と限りなく近いから。言ってることが難しいですけど。
はい。
金子なんとなくわかります。
あの私、ほんのり思ってたことが「叶ってる」みたいなことが多いんですけど。
金子あら。
たとえば？
たとえばバレーの指導ができるようになったとか。
ほう。
中学校の時から夢だったんです。バレーの指導者になることが。それが棚ぼたのように叶ったんです。
なるほど。
ずっと痩せたい痩せたいと思っていて、今、痩せてるねって言われるし。
おお！叶ってる。
書く仕事もずっとしたいと思っていたことが叶って。まー、それについては結構頑張りましたけど。
金子 うんうん。
それはたまたまなんですかね？思考の力ではなく。
つまり安田が言ってることは違うと。100%じゃなくても実現していることもあるじゃないかと。
かなーと思って。ほんのりでも思ってると、そっちの方に行くなって実感してます。
確かにそうですね。100%じゃなくても受験で受かることもあるし。
そういうのいくらでもありますよ。
金子 うんうん。
そうですね。たとえば1万円の給料が1万2000円になったりするじゃないですか。そんなに信じ込まなくても。
金子うん。
だけどイーロンマスクやビルゲイツにはなれない。それはやっぱり、なると信じてないからだと思うんです。
なるほど。前人未到なことを成し遂げるには信じることが必要だってことですか。
いや、前人未到とは限らないです。幼虫がさなぎになって蝶になるみたいな変化ですよ。大きな幼虫になる変化ではなく。
金子 うんうん。
そういう変化は100%信じないと起きないんじゃないかな。
金子だけど100%って信じ込めないから起きないってことですね。
前にも話したことがありますけど、もし記憶を完全に失うとするじゃないですか。
はい。
そうすると疑う方の自分もなくなっちゃうわけですよ。
はい。
自分の意思で別の人間になることは不可能ですけど、記憶をなくしたら努力しなくても別の人間になれてしまう。
はい。
金子 うん。
じゃあ「どうやって記憶をなくすんだ？」って言われたら答えに窮するんですけど。
うんうんうん。
信じようとするんじゃなく、ただ信じているってことが大事だと思うんですよ。
つまり自分の意思ではどうにもならないってことですか？
いま自分が信じてることってあると思うんです。周りの人に言っても信じてくれないけど自分は信じていること。そういうことがすごく大事なんじゃないかなって思うわけです。
金子いいですね、確かに。
でも信じるものって、環境とか人付き合いで変わることもありますよ。いつの間にか変わってるみたいな。変えようとしたわけじゃないけど。
ありますよね。
金子あるある。
そういう意味では自分でも方向決めができる可能性はありますよね。
自ら環境を変えることで自分を変えていくと。
はい。
我々は日本人だって信じてますよね。日本には何千年という歴史があって、鎌倉時代があって、戦国時代があって、という具合に信じてる。
はい。
でもそれって本当かどうか分からないですよね。
金子まさか！？
金子さんは100%信じてるでしょ？
金子信じてます。
信じてますよね。はい。
だけど100%なんてありえないじゃないですか。ほとんどの人は疑いなく信じてると思いますけど。疑い出したらきっと国なんて簡単になくなっちゃうんだと思います。
うん。
お金も、日本人はこれだけ円安になっても円が大好きだし、心から信じてる。
うん。
円貯金が増えていくと嬉しい。これを日本人が疑い出したら大変なことになるんだろうなって思います。
金子考えてもいないやつですね。
やつですか（笑）
金子はい。
ということで、この難しい課題をまとめていただきましょう。栃尾さん。
金子マジっすか。
自分の信じてる通りになるんですけど、自分が100%信じるものっていうのは、自分の意思ではコントロールできないっていう。
信じるぞ！なんて思うものは100%じゃないってことですね。ちょっとでも疑うとそっちが現実になってしまうという。
金子なるほど。すごい。
「なんじゃそりゃ」って言われそうな話でしたが。本日は以上です。ありがとうございました。
ありがとうございました。
金子 ありがとうございました。
本日も番組をお聞きいただき、ありがとうございました。私たち3人とリスナーさんとでギブの実験室というオンラインサロンをやってます。参加したい方はキャンプファイヤーで検索するか、境目研究家安田佳生のホームページ（安田佳生ドットコム）からお申し込みください。では来週もお楽しみに。
＊本ぺージは、2023年11月29日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。音声はこちらから
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