「リアルとオンラインをどう使い分ければいいのか」【読むPodcast | ゲリラマーケティング】

第586回「リアルとオンラインをどう使い分ければいいのか」
これはコロナ後の大きな課題ですね。
ゲリラーずであれやこれや考えてみました。
栃尾

こんにちは。安田佳生のゲリラマーケティング ナビゲーターの栃尾恵美です。

金子

人と会うことで、感情が大きく動くことが増えました。金子あゆみです。

安田

安田佳生です。

栃尾

そうですよね。合わないと感情動いていなかったんだと思うよね。

金子

そうなんですよ。揺さぶられるっつうかね。

栃尾

うん。そんなことに関連してですね。

安田

はい。今日のテーマを。

栃尾

はい。改めてですね、みなさんリアルとオンラインをどう使い分けているのか。 紙の本とデジタルの使い分けみたいなところもお伺いしたいです。

安田

リアルって、どこまでがリアルなんでしょうね。

栃尾

どういう意味でしょうか。

安田

たとえば紙の本の手触りも、手が触った 信号を脳が受け取って「これはこういう手触りだ」って感じてるに過ぎないわけで。

金子

うん、うん。

安田

リアルで人と会う映像とデジタルの映像を脳が判別できているから、「リアルも大事だよね」ってなると思うんです。

金子

うん。

安田

ものすごくデジタルが発達して脳が区別できなくなった時に、リアルの重要性って変わる気がします。

栃尾

なるほど。私が思っているのは「そこに体があるかないか」なんですよね。もっと具体的に言うとスケール感ですね。大きさ。オンラインだと大きさが分からない。

金子

うんうん。

栃尾

オンラインショッピングでも間違えて「でかいの買っちゃった」みたいな。

安田

よくありますね。

栃尾

現物を見れば一目瞭然なんですよ。大きさも重さも。でもそれって自分の体があるから大きさを感じると思うんですよ。同じ場所にあるから。

金子

うんうん。

栃尾

だからリアルとデジタルは全然違うと思うんですけど、どうですか。

安田

VRもどんどん進化しているので大きさも分かるようになると思います。

栃尾

大きさに関しては確かに。でも重さとか難しくないですか。直感触った感じとか。

安田

いずれ重さも感じられるようになるんじゃないですか。脳が重いと感じてるから重いわけで。理屈は同じだと思うんですけど。

金子

温かさはどうですか。

安田

温かさも同じだと思います。

金子

人にツッコミを入れた時の人の肌の温かみを「わーって」思ったんですよね、この間。この人こんなにモチモチしてんだみたいな。

栃尾

あるある。

安田

遠くの親戚より近くの他人って言いますからね。近くに肉体があることの重要さというか。

栃尾

あー、確かに確かに。

安田

温かみや親近感はリアルが大事な気もしますね。だけど「オンラインで話す友人」と「リアルに会う近所の人」だったら、友人の方が親近感はある。同じエレベーターに知らない人が乗っていても全く親近感は湧かない。肉体はすぐ横にあるのに。

金子

全く湧かないですね。それは確かに。

栃尾

私、バレーボールをやってるのですが、ミスした人にわざわざ触りに行きますね。

安田

えーどうして?

栃尾

それは、やっぱり不安だからですね。「また同じミスをするんじゃないか」って本人が不安に思ってるから。安心させるために触りに行きます。あとは目を合わせるとか。オンラインだと今の技術ではまだ目が合わない。

金子

確かに。

栃尾

VRもまだまだだと思います。触りに行って目を合わせて声をかける。耳の鼓膜が震えるってすごく身体的。オンラインでもできるけど全然違う。触るとか、近くで目を合わせるっていうのはすごく大事。

金子

うん、違う。

安田

僕はリアルだと目が合うから嫌なんですけど。

金子

聞いたことある。

栃尾

はい、ありますよね。そういう方もいる。

安田

温度感とかも嫌です。前に座ってた人の体温が残っている椅子とか。ちょっと嫌。

栃尾

知らない人は嫌ですね。

安田

香水をつけまくってるおじさんとか。香水がもうおじさんの匂いにしか感じられない。

栃尾

でも、そういうネガティブな感情も必要ですよ。人生の中にあるのとないのと、どっちがいいですか。

安田

まったくないのは嫌だけど2割もあれば十分かな。

金子

はいはいはい。

安田

子供はリアルがいいです。柔らかくて暖かくて抱っこしても可愛いいし。

金子

うん。

安田

だけど大人同士はある程度の距離感があった方がうまくいく気がする。

栃尾

そういう場合もありますよね。

金子

うんうん。

安田

でも、家族以外とはオンラインでしか接しないっていうのも、確かに寂しい。

栃尾

お友達付き合いがずっと電話とオンラインだけでいいのかっていうと、やっぱり会うと違うねって思うし。

安田

僕は友達と食事に行ってもあまり変わらない気がしますけど。

栃尾

えー、そうなんだ。私は全然違いますね。何が違うのかな。

金子

私は会いたいよ。

栃尾

会いたいよね。あゆみちゃん、会ってないよ最近。

金子

会いたいよ。会いましょう。

安田

我々もオンラインで収録するようになって、ずっと会ってないですよね。でも別に会ってなくても変わらないというか。逆に親近感持ってますよ。

金子

いやいや、持ってますけど。

栃尾

逆に(笑)

金子

合わない方がですか(笑)

栃尾

会わない方が素直になれるみたいなのは、確かにあるかもしれないです。

安田

リアルだとやっぱり触れたくないものとか、見たくないものも見えちゃうじゃないですか。

栃尾

ありますあります。でも人生という枠で考えた時に、大きい幅で感じられる方がセンサーが磨かれる気はするかな。

金子

磨かれはしますよね、やっぱ。

栃尾

磨かれますよね。感受性がバキバキと。

金子

この1年で私はちょっと生まれ変わったんじゃないかぐらい成長したなって、人と会って感じているところではあります。

栃尾

なるほどね。

金子

なんか、会う方が楽しいな。

栃尾

そうだよね。人生で考えた時に。

安田

リアルに関して言えば「飲食店って大事だな」って思いますね。

金子

おー。

栃尾

それはどういうことですか。

安田

家で家族と食べるのも楽しいけど、飲食店で食事する時間は格別ですよね。人生に必要というか。

金子

なるほど。

栃尾

VRで同じような感じだとしたら、それでもいいと思われますか?

安田

それは嫌ですね。飲食店だけはなくなってほしくない。

栃尾

なるほどね。じゃあまとめますと。

金子

お。積極的に。

栃尾

自分にとって大事なものはリアルにしようってことですかね。

安田

ああ、確かにそうかもしれない。

金子

すごいまとまった。

栃尾

やばいでしょ。

安田

その通りだ。子供がデジタルになったら困ります。

栃尾

安田さんは友達より飲食店っていうことかもしれませんが。

安田

はい。ということで本日は以上です。ありがとうございました。

栃尾

ありがとうございました。

金子

ありがとうございました。

栃尾

みなさんからの質問をお待ちしています。質問がある方は境目研究家安田佳生のホームページ(安田佳生ドットコム)からお申し込みください。では来週もお楽しみに。


*本ぺージは、2023年12月20日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。音声はこちらから

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栃尾江美
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