第110回 「実店舗活用プログラム」始めます

 // 本コラム「原因はいつも後付け」の紹介 //
原因と結果の法則などと言いますが、先に原因が分かれば誰も苦労はしません。人生も商売もまずやってみて、結果が出たら振り返って、原因を分析しながら一歩ずつ前進する。それ以外に方法はないのです。28店舗の外食店経営の中で、私自身がどのように過去を分析して現在に至っているのか。過去のエピソードを交えながらお話ししたいと思います。

さて、今回はいつもとは内容を変えまして、私からのお知らせです。

この度、このコラムの運営元であるブランドファーマーズインクさんからお声がけをいただき、オンラインにて実際の店舗を構えて商売をする方向けの集客プログラムをスタートすることにしました。

これから店舗商売を始めてみようかと考えている方も対象となりますので、気になる方はぜひ記事下のリンクから詳細内容を確認してみてください。


このプログラムは「脱広告」を掲げ、受講された方それぞれの商売が広告に依存せず集客できるようになる方法を作り出していくプログラムです。

私自身これまで店舗商売をしてきた中で広告を使った経験もありますが、そこで痛感したのは、やはり「広告に頼った集客は、広告費をより多く出せる大手が有利」という事実でした。

開業したばかりで全く集客ができなかった頃、何とかお客さんに来てもらおうと思って広告費を絞り出したにも関わらず、広告費を少ししか出せなかった私のお店にはほとんど反響がありませんでした。一方で、私のお店が地域の繁盛店となった時を振り返ってみると、その頃は全く広告を出していなかったのです。

「広告を出しても集客できなかったお店が、広告を出さなくても集客できるお店になる」

そんな経験から私が思うのは、広告で集客するのを当たり前だと思わないこと。そして、自分のお店のこだわりや自分がいま手にしている武器を見失わず、その価値を伝える努力をし続ければ、広告に依存しなくても集客はできるということ。

今回のプログラムを考えるにあたり意識したのは、私自身が開業時に「こんなプログラムがあったら助かった」という実体験に基づいた内容にすることです。そのため、各回の内容は店外看板や店内ポスターのラフ案作成、ウェブの活用など実践的なプログラムにしました。

1号店を開業してから19年。店舗商売で私はたくさんの失敗をしてきましたが、そんな失敗を自分で経験してきたからこそ、プログラムを受講される方に対して実践的な価値の提供ができるのではないかと思っています。

お店まで足を運んでもらい、そこで自分の考えた価値を多くのお客さんに感じてもらう喜び。そんな店舗商売ならではの達成感を、プログラムを受講された方たちと共有できることを楽しみにしています。

プログラムの詳細、お申し込みはこちら↓

 

 著者の他の記事を見る

著者/辻本 誠(つじもと まこと)

<経歴>
1975年生まれ、東京在住。2002年、26歳で営業マンを辞め、飲食未経験ながらバーを開業。以来、現在に至るまで合計29店舗の出店、経営を行う。現在は、これまで自身が経営してきた経験をもとに、これから飲食店を開業したい方へ向けた開業支援、開業後の集客支援を行っている。自身が経験してきた数多くの失敗についての原因と結果を振り返り、その経験と思考を使って店舗の集客方法を考えることが得意。
https://tsujimotomakoto.com/

感想・著者への質問はこちらから