第96回「とても神秘的な小さなブルーオーシャン」

このコラムについて

小さなブルーオーシャン?
何だかよく分からないよ。ホントにそんなので商売が成り立つの?

と思っている方は多いのではないでしょうか。何を隠そう私もそのひとりでした。私は人一倍疑り深い人間なのです。そこで・・・私は徹底的に調べてみることにしました。小さなブルーオーシャンなんて本当にあるのか。どこに行けば見られるのか。どんな業種なら可能なのか。本当に儲かっているのか。小さなブルーオーシャン探求の中で私が見つけた答えらしきもの。それはきっとみなさんにとっても「何かのヒント」になるはずです。

とても神秘的な小さなブルーオーシャン


日本で1番食べるのが難しい行列のできるご当地ラーメン

最近、
ご当地ラーメンというのが
流行っています。
わざわざ、
ラーメンを食べに
ご当地まで行く人も
たくさんいます。

技術の進歩なのか、
カップ麺でご当地ラーメンが
再現されたり、
コンビニエンスストアの
お弁当コーナーでは、
レンジで作ることができたりします。
ご当地ラーメンを販売する、
自販機まで登場しました。

ご当地ラーメンは、
小さなブルーオーシャンですね。

「アリランラーメン」

というご当地ラーメンをご存知ですか?
大量の玉ねぎをベースに
大量のニンニク、豚肉、ニラ、ネギを
たっぷり使用した
真っ黒で、ピリ辛なスープが特徴。
そこに自家製の中太麺が合わります。

この「アリランラーメン」は
1972年創業の『八平の食堂』の
店主・古市豊氏が、
5年間の試行錯誤の末を完成させたそう。

このオリジナリティ溢れる1杯は、
またたく間に口コミで広がり、
いまでは、千葉三大ラーメンの
ひとつに数えられています。

とは言うものの…
食べられるのは房総半島の山奥。
公共交通機関では決して辿り着けない秘境にあり
「日本一行きにくい」と言われています。
車ですら辿り着くのに一苦労する
辺鄙な場所にも関わらず、
全国各地から客が訪れて
行列を作っているというのですから
凄いですね。
もう一つ言うと、
この「アリランラーメン」を
食べられるのは、
『八平の食堂』と『ラーメン八平』の2店のみ。

辺鄙な山奥にあって、
食べられるのは2店舗のみ。

なんとも神秘的な
ご当地ラーメンではありませんか?

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アリランラーメン
URL: https://ariranramen.com/
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佐藤 洋介(さとう ようすけ)
株式会社グロウスブレイン 代表取締役

大学(日本史専攻)を卒業後、人材コンサルティング会社に16年間勤務。ソフトウェア開発会社、採用業務アウトソーシング会社、フリーランスを経て、起業。中小企業の人材採用、研修に携わる一方で、大学での講義、求職者向けイベント等での講演実績も多数。人間の本質、行動動機に興味関心が強い。
国家資格キャリアコンサルタント、エニアグラムファシリテーター、日本酒ナビゲーター。

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