第107回「小さなマーケットに的確に刺す小さなブルーオーシャン」

このコラムについて

小さなブルーオーシャン?
何だかよく分からないよ。ホントにそんなので商売が成り立つの?

と思っている方は多いのではないでしょうか。何を隠そう私もそのひとりでした。私は人一倍疑り深い人間なのです。そこで・・・私は徹底的に調べてみることにしました。小さなブルーオーシャンなんて本当にあるのか。どこに行けば見られるのか。どんな業種なら可能なのか。本当に儲かっているのか。小さなブルーオーシャン探求の中で私が見つけた答えらしきもの。それはきっとみなさんにとっても「何かのヒント」になるはずです。

「小さなマーケットに的確に刺す小さなブルーオーシャン


「普通ではない体育館。必要な人にだけ使われればいい。」

岩手県紫波町。
奥羽山脈と北上山地に挟まれ、
中央に北上川が流れる
自然の恵みが豊かな
人口約3万3千人のまち。

ここに年間100万人もの人が
訪れると言います。
ここに一体何があるというのでしょうか?

実は、日本で唯一の
「バレーボール専用体育館」
があるのです。
この体育館が大人気。
3ヶ月先まで予約が埋まっている
というのですから…。

なぜ、バレーボールだったのでしょうか?
最初は多くの反対があったそうです。
しかしメジャースポーツでは、
当然のように競合も多い。
一方バレーボールは、
市場自体小さいものの、
ライバルは少ない。
※市場は小さいと言っても
7,000億円もの市場はあるのですが…。

限られた資金も、
スポーツ施設にとって重要な部分に
投下します。
つまり“床”。
世界大会で使われるような
弾力があり、摩擦やけども防止する
といった床にこだわります。
逆に壁や天井などは最低限のもの
になっているそうです。

らいおん建設事務所さまHPの画像

さらに、この町にはビジネスホテルが
2つしかありませんでした。
つまり宿泊場所が確保できないということです。
そこで、宿泊施設を併設するようにしました。
この戦略が大当たり。
全国から利用者が訪れるようになります。

小さなマーケットに的確に針を刺す
というだけでビジネスが成功するわけでは
ありません。
当然のように、さまざまな困難を乗り越え、
努力されてきたはずです。
ただ、発想を逆転させることで、
道は開けるのかもしれません。

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オガールプロジェクト
URL:https://ogal.info/project/about.php
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佐藤 洋介(さとう ようすけ)
株式会社グロウスブレイン 代表取締役

大学(日本史専攻)を卒業後、人材コンサルティング会社に16年間勤務。ソフトウェア開発会社、採用業務アウトソーシング会社、フリーランスを経て、起業。中小企業の人材採用、研修に携わる一方で、大学での講義、求職者向けイベント等での講演実績も多数。人間の本質、行動動機に興味関心が強い。
国家資格キャリアコンサルタント、エニアグラムファシリテーター、日本酒ナビゲーター。

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