「遊んでいるかのように働きたい」をモットーに、毎日アロハシャツ姿で働く“アロハ美容師”こと岩上巧さん。自身が経営するヘアサロン「mahaloco(マハロコ)」には、岩上さんしか実現できない<ココロオドル髪型>を求め多くのお客様が訪れます。その卓越したビジネスセンスの秘密に、ブランディングの専門家・安田佳生が迫る対談企画です。
第109回 お客様の人生に併走できる美容師とは

『ハウオリ』って、そもそもは「お客さんがセルフスタイリングをもっとラクに楽しくできること」というテーマがあるじゃないですか。つまり、技術自体は手段であって、目的はお客さんの普段のスタイリングにある。

そうですよね。「昨日の喜びは何だったの?」みたいな(笑)。だからこそ僕は、美容の技術って「お家でどれだけ役に立てる状態を提供できるか」が勝負だと思っていて。その研究の中でハウオリも生まれていったわけです。

それは僕の原体験からきていると思っていまして。僕は両親も美容師だったので、子どもの頃から親にカットされていたんですね。ところがいつも、切ってもらった翌日の髪型がすごく嫌で。親によく文句を言っていたんですよ(笑)。

「そういうもんなんだから我慢しろ」って(笑)。だから僕、小4の頃からどうやったら自分が気にいるフォルムになるのか研究しまくっていたんですよ。それでわかったのが、朝シャンをすれば調子がいいんだ、ということ。

普段の様子を見せてもらうことで、「こういう乾かし方をした方が、髪型が決まって1日ハッピーに過ごせますよ」というアドバイスができるので。だからお客様にドライヤーとブラシを渡して、僕は後ろで仁王立ちしながら見守っています(笑)。

仰るとおりです。お客様の「素材美」を活かしつつ、今の年齢にしっくりくるような髪型だったり質感を提案するためにも、しっかりと相談に乗るっていうことが重要だと思っています。40代、50代になると、髪の「ツヤ」の出し方も変わってきますし。

そうそう。せっかくお客様が自分を信頼してご相談に来てくださっているのに、その悩みを解消する技術を提供できないのは申し訳ないと。だからこそぼくは、提案するメニューや提供できる技術の幅を広く持っていたいと思っているんです。

いや〜深いなあ。岩上さんがずっと人気な理由がすごく腑に落ちました!
対談している二人
岩上 巧(いわかみ たくみ)
アロハ美容師/頭髪改善特許技術発明者/パーソナルブランディングプロデューサー/株式会社 OHANA 代表
美容専門学校卒業後、都内のサロンに就職するも、オーナーと価値観の違いから大喧嘩し即クビに。出身地である水戸に戻り実家の美容室で勤務しながら技術を磨き、2008年自身のヘアサロン「mahaloco(マハロコ) 」をオープン。結婚式のプロデュースやイベント企画なども行うパーソナルブランディングプロデュースサロンとして人気を博す。2014 年、髪質改善技術「美髪矯正 hauoli®(2021 年特許取得)」を開発。「まるでハワイで暮らしているように」をテーマに、毎日アロハシャツを着、家族・仲間・お客様と共にハワイアンライフを満喫中。
安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家
1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。


















