第163回 社内恋愛は禁止できるのか?

この対談について

「日本一高いポスティング代行サービス」を謳う日本ポスティングセンター。依頼が殺到するこのビジネスを作り上げたのは、壮絶な幼少期を過ごし、15歳でママになった中辻麗(なかつじ・うらら)。その実業家ストーリーに安田佳生が迫ります。

第163回 社内恋愛は禁止できるのか?

安田

今回は「社内恋愛の是非」について深掘りしていきたいと思います。経営者にとっては社内恋愛には1つもメリットはないんじゃないかと私は思っていまして。中辻さんはその辺りどうお考えですか?


中辻

私も「可能であれば、やめていただきたい」派です。

安田

可能であれば、ですか。


中辻

ええ。だって人間の感情なんて制御できないですから(笑)。どうせ禁止にしたって、付き合う時は付き合うでしょうし。だから表向きは賛成できませんけど、するんやったら絶対隠し通せ、とは思います。

安田

お、そうですか。実はそこの判断も経営者によってわかれるところなんですよ。「付き合うならオープンにしろ」というタイプと、「仕事に関係ないんだから一切言わなくていい」というタイプと。中辻さんは後者なんですね。


中辻

そうですね。もっと言うと、「隠し通す=仕事の場に持ち込むな」という感じかもしれません。要は、仕事に持ち込まれたら、周りも気づきますし、それによって余計な気を遣わなくてはいけない場面も増えると思うんですよ。そういうグダグダな雰囲気になるのが嫌なんです。

安田

なるほど。じゃあ誰にも気づかれないように完璧に隠せるんだったら、社内恋愛をしていても目をつぶるよ、と?


中辻

そうそう。そもそも誰にもオープンになっていないということは当事者たち以外は誰も知らないということじゃないですか。誰も知らないから、気を遣う必要もない。知らぬ間に始まって、知らぬ間に終わっているなら、会社としても実害はゼロですから(笑)。

安田

確かに(笑)。でも誰にもバラさず付き合っていることで、同僚から自分の恋人の悪口を聞かされる…なんてことが起こる可能性もありますよね?


中辻

それはそうですけど、「バレるな」というのが大前提なのでそこはもうしょうがないですよね(笑)。「◯◯さんがアナタの悪口を言ってたよ」なんて告げ口したことがキッカケで社内の人間関係がややこしくなるかもしれない。だから例え恋人の悪評を聞かされても、それは自分の心の中に閉まっておいてもらわないと。

安田

それぐらいきっちりと割り切れないのであれば、社内恋愛なんかするな、ということですね(笑)。


中辻

そういうことです(笑)。ただ私、1つ疑問なんですけど、社内でそんなに恋愛感情なんて、湧きます?

安田

めちゃくちゃ湧きますよ。


中辻

え、めちゃくちゃ?!(笑)

安田

特に、上司と部下。仕事ができる上司を好きになっちゃう…なんてよくある話ですから(笑)。とは言え私も昔は、自分の会社で社内恋愛を禁止にしていたものの、どうやったって社内恋愛は起こっていたので。それならもう「結婚前提で社内恋愛するならOK」にしたんですよ。


中辻

へぇ〜。それで恋愛がらみのゴタゴタは減りました?

安田

いえ、全く(笑)。付き合って別れたと思ったら、別の社員と結婚したり、恋愛のいざこざで退職されたり…本当にややこしかったです。だから私はもう人は雇わないって決めたんですけどね(笑)。その点、中辻さんの会社女性スタッフしかいないから、ある意味最強の経営戦略なのかもしれないですね。


中辻

はい、めっちゃ気楽ですよ(笑)。そもそも会社は仕事をする場所であって、恋愛をする場所じゃありませんから!(笑)

安田

本当ですよね。それでもなお社内恋愛をしたいなら、死ぬ気で隠し通せ、ということですね。…ちなみに中辻さん、社内恋愛のご経験は?


中辻

…社内恋愛はしたことないですけど、若い時に一度だけお客さんのことを好きになったことはあります(笑)。

安田

笑。今回もとても興味深いお話をありがとうございました!

 


対談している二人

中辻 麗(なかつじ うらら)
株式会社MAMENOKI COMPANY 専務取締役

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1989年生まれ、大阪府泉大津市出身。12歳で不良の道を歩み始め、14歳から不登校になり15歳で長女を妊娠、出産。17歳で離婚しシングルマザーになる。2017年、株式会社ペイント王入社。チラシデザイン・広告の知識を活かして広告部門全般のディレクションを担当し、入社半年で広告効果を5倍に。その実績が認められ、2018年に広告(ポスティング)会社 (株)マメノキカンパニー設立に伴い専務取締役に就任。現在は【日本イチ高いポスティング代行サービス】のキャッチコピーで日本ポスティングセンターを運営。

安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家

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1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。

 

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