人は何のために働くのか。仕事を通じてどんな満足を求めるのか。時代の流れとともに変化する働き方、そして経営手法。その中で「従業員満足度」に着目し様々な活動を続ける従業員満足度研究所株式会社 代表の藤原 清道(ふじわら・せいどう)さんに、従業員満足度を上げるためのノウハウをお聞きします。
第133回 天職は見つけるものではなく「育てるもの」

そうですよね。藤原さんも最近よく離島に行かれてますけど、あれは別に天職を見つけるためじゃない(笑)。

違いますね(笑)。天職というのは、この仕事は自分に向いてるなとか、心から楽しいなと思えることだと思うんです。それって目の前のことに向き合うプロセスの中で、しっくりくるポイントがやがて見つかっていくものなんじゃないかなと。

とはいえそういった人たちも、誰かを楽しませたり夢中にさせたり、という意味で役に立っている。何が言いたいかというと、「周りの人達にとって自分はどういう人なのか。どういうポジションなら役に立てるのか」と考えるのが重要だろうなということで。

そうですね(笑)。一人旅でも、そういうアンテナさえ立っていれば気づきを得ることはできると思いますけど、やっぱり基本は「お金を払ってでもお願いしたい」と思ってもらえることを自分が提供できるかどうかですよね。

ええ。ついつい「稼げるかどうか」で考えがちですけど、そうじゃない。あくまで「役に立てるか」をベースに考える必要がある。その結果すごい大金を稼げることもあるでしょうけど、順番は絶対そっちなわけで。大谷翔平さんだって何百億と稼いでいますけど、お金には無頓着に見えますよね。

それはないでしょうね(笑)。ただ、スポーツ選手もそうなんですけど、「誰かの役に立つ」は後付けだとも言えると思うんですよ。純粋に好きで楽しくて仕方がなくて、結果大成功した人が後付けで成功論を語ってしまうから、なんとなくそういうものだと思っちゃいますけど。
対談している二人
藤原 清道(ふじわら せいどう)
従業員満足度研究所株式会社 代表
1973年京都府生まれ。旅行会社、ベンチャー企業を経て24歳で起業。2007年、自社のクレド経営を個人版にアレンジした「マイクレド」を開発、講演活動などを開始。2013年、「従業員満足度研究所」設立。「従業員満足度実践塾」や会員制メールマガジン等のサービスを展開し、企業のES(従業員満足度)向上支援を行っている。
安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家
1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。

















