ホームページ集客を見限った理由|中卒社長クボサトシ「学ナシ経営のススメ」 vol.25

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中卒の僕でも、社長になれた。
裸一貫からのスタートから年商4億円のビジネスを作り上げた「中卒社長・クボサトシ」がゆる〜く語る経営のコツ。既にビジネスを始めている方も、これから始めたいという方も、頭をからっぽにして読んでみてください。

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中卒社長クボサトシ「学ナシ経営のススメ」 vol.25
ホームページ集客を見限った理由


“中卒社長”のクボサトシです。

『学ナシ経営のススメ』では、小さな頃から学校の授業が大嫌いだった私が、どうやって年商4億円のビジネスを立ち上げたのか、その経緯やノウハウについてお伝えしていきたいと思います。

今週も、先週の続きから。

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さて、SEOを必死に勉強したおかげで、「大阪 塗装」などのキーワードで検索結果1位を得るまでになったペイント王。ネット経由で毎日のように問い合わせが届き、気付けば下請け仕事をやらなくてもよくなっていました。

“一度目”の独立のときには大盛況だった「飛び込み営業」が通用せず、そんな中でなんとか見つけたのが「ホームページ集客」だったというわけです。

「これで集客は大丈夫だ。よかったよかった」

そう胸をなでおろした私でしたが、何年かが過ぎた頃から、なんとなく雰囲気が変わってきました。SEO対策はしっかりやっているのに、なぜか検索結果の順位が下がり始めたのです。

表示順位が下がればホームページを見てもらえる数も減ります。結果もちろん問い合わせ数も下がっていく。それならばと先週も紹介した「相互リンクサイト」でさらにリンク数を増やすのですが、思うように結果に反映されていかない…。

これは自分のホームページだけの問題ではないのではないか。そう考えていろいろ調べてみたところ、理由は2つあるようでした。

1つは、検索エンジンのアルゴリズムの問題。検索順位を決めているアルゴリズムがアップデートされる中で、(相互リンクサイトなどを使った)リンク数の水増しが以前のようには通用しなくなっているらしいこと。

もう1つは、私たち以外の塗装会社もホームページ集客に乗り出し始めた、ということ。SEO対策もしっかりした競合サイトが増えたことで、お客さんが分散してしまっているようでした。

このことに気付いた私は思いました。

「ホームページ集客はそろそろ潮時かもしれない」

もちろん今すぐに問い合わせがゼロになるわけでもないし、競合他社に簡単に負けるとも思っていません。しかし、中長期的な目で見ると、このままホームページ集客に頼っている状態は危険だと判断しました。

このあたりの頭の切り替えは早いようで、私はすぐに「次なる集客方法」を考え始めたのです。

さて、ここで今週の「学ナシ経営のススメ」。

「過去の栄光にすがり過ぎない

何かしら成功体験を得ると、人間はその手法に対して自信を得、繰り返し用いるようになります。もちろんそれ自体は悪いことでなく、繰り返すことでさらに精度が上がり、より大きな成果を得ることもあるでしょう。一方で、その手法に“翳り”が出始めても、「きっとまたうまくいくに違いない」と根拠なく信じてしまい、あくまでその手法にこだわってしまう、ということもあり得ます。実際の結果を冷静に受け止め、ダメそうならすぐに次の手を打つ。過去の栄光にすがり過ぎない。そういうスタンスが重要なのです。

ということで、また来週。

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