YouTubeを始めた安田に「どのような気づきがあったのか」【読むPodcast | ゲリラマーケティング】

第487回 最近YouTubeを始めた安田に「どのような気づきがあったのか」
というご質問。
どうやら一筋縄ではいかず苦悩しているみたいです。
栃尾

こんにちは。安田佳生のゲリラマーケティング。ナビゲーターの栃尾江美です。

金子

最近、親戚付き合いもいいなあと、ようやく思い始めました。金子亜佑美です。

安田

安田佳生です。

栃尾

わかるわかる。

金子

わかりますか?

栃尾

なんか大人になったなって感じするよね(笑)

金子

そうですね。なんかいいなあ、親戚のおばさんとかって。ちょっと「相性いいなあ」みたいな感じで思ったりします。

安田

うち、親戚、結構面倒見のいいおばさんとか多かったんですけど、親戚付き合い、あんまなくて。

金子

ああ、そうなんですね。

安田

うん。仲悪いってわけじゃないんですけど、なんていうんでしょうね、不思議な距離感で、なんかね、死んでも「死んだ」って報告しなかったりするんで。

金子

(笑)

安田

お互い、誰が生きてて誰が死んでるか、よくわかんないんですよ。

栃尾

ふーん。

金子

あ、そうなんだ。そういう関係も、でも、悪くないですよね。距離感がいいっていうか。

安田

ね。不思議な。

金子

うん。

安田

ということで、今日は栃尾先生が私になんか質問してくれるってことで。

栃尾

はい。安田さんにちょっとお伺いしたいことはですね、YouTubeを安田さん、いま、2つチャンネルやられてる、で合ってますか?

安田

1個はもう完結しましたけどね。

栃尾

あ、そっかそっか。最初、やり始めの頃はお話を伺ったんですけど、長くやってみてYouTubeに対する考え方とか、気づいたこととか、なんか変わったりしたのかなというのを、ちょっとお伺いしたいでーす。

安田

うーん、まだそんなに長くないんですけど。

栃尾

そうですか。

安田

まだ1年もやってないんですけど。

栃尾

あ、そうかあ。

安田

はい。もともとツイッターをやり始めたときには、まあ、ツイッターっていうぐらいですから、普段のどうでもいいようなことをつぶやく場じゃないですか。

栃尾

はい。

安田

そこにちゃんと140文字でつぶやいて、なおかつフォロワーを10万人にするっていう、めちゃくちゃな目標を立ててやってて。

栃尾

ふーん。

金子

あ、そうだったんですか。

安田

なかなか2万人の壁を越えないんですけども。

栃尾

ふーん。

金子

へぇ。

安田

同じように、YouTubeも「こうやったら増える」みたいなのがあんまり好きじゃなくてですね、やり始めたんですけど、だけど、あまりにもフォロワーが増えず、思わず“YouTube先生”にいろいろ聞いてですね、YouTubeが得意な人とか、それをいろいろ取り込んでやろうかなあ、とかって思ってた矢先なんですが、やっぱやめようということで。まあ、YouTubeのフォロワーが増えないのは、いろいろ理由があると思うんですけど。「昔書いた本がすごい売れたのに、なんで売れないんだ」ってよく人に言われるんですけど、関係ないと思うんですよね。そもそも本と動画はちがうし、本が売れたのはずっと前だし、あの頃は経営者だったし、みたいなのがあって、自分のなかでは1回人生が途切れててですね。

栃尾

うんうん。

金子

えーっ。

安田

ワイキューブっていう会社がなくなったとき、「もう別人格として生きよう」って決めてたのに、やっぱり自分のなかでどこか、そのへんの知名度もあって、「YouTubeも見てくれる人が増えるんじゃないか」っていうのがどっかにまだあるんじゃないのかなっていう気がしまして。

金子

わあ、なんかいいですね。

安田

いいですか?

金子

なんかいいですね。グッときます。

安田

「なのに、なんで増えないんだろう」ってことで、「いや、もっと俺だったら増えるはずだ」みたいなことで、いろいろノウハウを勉強してたんですけど、まあ、勉強はつづけていこうとは思うんですが、基本に立ち返ろうと思いまして。社長じゃなくなったときに、私は職業を「境目研究家」と決めたわけですよ。

栃尾

はい。

金子

うん。

安田

それ以外のことはいろいろ変化しつづけてるんですけど、境目研究だけは、もう10年以上やりつづけてて、ずーっとそれについて、ツイッターとかメルマガとかで配信しつづけてるんですね。

栃尾

はい。

金子

うん。

安田

やっぱ、これがベースだなということに気づきまして。

栃尾

おー。

安田

「やっぱり、まじめに境目をコツコツ研究し、誰も興味もってくれなくても、読んでくれなくても、自分がおもしろいと思う深掘りをして、それをきちんと文章にして残そうって言ってやってたのを、ちゃんと映像に残してしゃべろう」というふうに変えまして。

金子

おー。

栃尾

ふーん。

安田

まあ、もちろん本当は、フォロワーさんは増えたほうがいいんですけど、なにしろ10万人登録してくれると盾がもらえるらしいんで。銀の盾欲しいんですけど。

金子

銀の盾ね。

栃尾

そうなんだ(笑)

安田

まあ、だけどね、それは僕が決めれることじゃないんで。というような状況ですかね、いま。

栃尾

じゃあ、境目研究家としてのYouTubeを継続していくと。

安田

そうです。境目研究家として思考して、自分がたどり着いた自分なりの結論を文字で書いたのがメルマガで、それを言葉でしゃべるのがYouTube。やっぱ、文字じゃないと表せないところもあるように、言葉でしゃべらないと伝えにくいことっていうのもありまして。

栃尾

はい。

金子

うん。

安田

その2つの伝え方で残していこうかな、っていうことでやってますね。

栃尾

ふーん。じゃあ、なんていうんですかね、本のときともちがうし、ポッドキャストを始めたときともちがうし、YouTubeはYouTubeでまた別の力学があるというか、そういう感じなんですかね。

安田

そうですね。本のときは、実は、ものすごく売れる方法を考えました。

栃尾

あ~、なるほど。

金子

へぇ~。

安田

やっぱ会社の社長でしたし、そこを入口にして会社への問い合わせを増やすっていうことが目的だったんで、どういう本が売れるのかっていうのを徹底的に研究しまして、そうやってつくりましたね。

栃尾

へぇ~。じゃあ、いまはビジネスを考えるときに、他の競合とかを気にしないっておしゃってましたけど、いまと当時は、やり方が結構ちがうってことなんですかね。

安田

本をつくったときとは、ぜんぜんちがいますね。

栃尾

ふーん。なるほどなるほど。

安田

当時、社員もいっぱいいましたんで、まあ、言ったら、100万200万の利益とかつくっても、意味ないわけなんですよね。1,000万ぐらいでも、ぜんぜん食べていけないわけですよ。最低でも億単位の利益が出る事業をやんなくちゃいけなくて。

栃尾

なるほど。

安田

そうなると、そこから逆算してくるしかなくて、「どういうものが売れるのか」とか「儲かるのか」とか。でも、いま、自分の事業もそうだし、手伝ってるのも個人の人とかスモールビジネスが多いんで、結果どのぐらいの売上になるかっていうよりは、自分がやりたいことで確実に食べていけるようなレベルまで持っていくっていう、そういう感じで考えてますんで。

栃尾

ふーん。

安田

まあ、それであれば、競合とか「どうやったら売れる」とかっていうのをあんまり意識しないほうが、かえっていいんじゃないのかなっていうことでやってますね。

栃尾

そうすると、YouTubeは自分のやりたいことをやるようにした、っていうことですよね。

安田

そうですね。文字では伝えきれない部分を、なんとか伝えようということでやってますかね。

金子

ふーん。

栃尾

なるほど。

安田

だから、ちょっとね、番組としては長いんですけど。僕も10分超える番組って、最初から飛ばしちゃうんですけどね。めんどくさいんで。

栃尾

(笑)

安田

3分ぐらいの番組しかあんま見ないんですけど。だけど、僕の番組は12・3分ぐらいあって、やっぱり、きっちり伝えようと思うと、そのぐらいになっちゃうんですよね。

栃尾

ふーん。

金子

うん。

安田

だから、そっちを優先しようかなあと。

栃尾

YouTubeしか見ない方もいるんですよね、きっと。

安田

いるでしょうね。

栃尾

そういう方にYouTubeじゃないと届かないとか、あと、しゃべったほうが伝わりやすいこともあるとか、そういう切り分けですか?

安田

そうですね、はい。文字読むのが苦手っていう方もいるでしょうし。文字を読んで頭のなかで映像化するのと、話聞いて映像化するのは、またちがうんだと思うんですね。

栃尾

ちがいますね。

安田

はい。そういう部分でも伝え方が変わるんで。とはいえ、でも、知ってて読んでくれないのはいいと思うんですけど、知らなくて、まだ存在すら気づかれてないっていう感じなんで、そこに関しては、なんか、やっぱ、やらないといけないなとは思います。

栃尾

YouTubeのほうがですか?

安田

YouTubeのなかで、こういう動画があるということを知ってもらうための努力は考えなくちゃな、って感じですね。でも、そのために内容を変えるっていうことはしないかなあ、って感じですね。

栃尾

なんか別の方法で?

安田

そう。金子さんに、せっかく歌もうたっていただいたんでですね。

金子

(笑)

安田

なかなか紅白のお呼びがかからなくて。

栃尾

はははははは(笑)

金子

そうですね。今年はいけるかなと思ったんですけど、ちょっと。

栃尾

去年?

金子

あ、去年ですね。私もちょっと忙しくてね。

安田

(笑)

栃尾

断った的な?(笑)

金子

まあまあまあ、ね、それはちょっと、内部事情なんであれなんですけど、はい。

栃尾

(笑)

安田

やっぱり、だから、いちばん意識してるのは、本業を見誤らないっていうことですね。「俺は境目研究家なんだ」っていう、ここを忘れないようにしなきゃなって。ユーチューバーじゃないし、ライターでもないし、マーケッターでもなく、「自分は境目研究家」っていうところは、すごく意識してやってますね。

金子

お~。

栃尾

やり始めると、そこに洗脳じゃないですけど、そこの正義みたいなのを追いかけちゃうみたいなのは、よくありがちですもんね。

安田

そうですね。

栃尾

はいはい。ありがとうございます。

安田

ということで、答えになってたかどうかわかりませんが、本日は以上です。ありがとうございました。

栃尾

ありがとうございましたー。

金子

ありがとうございましたー。


*本ぺージは、2022年1月26日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。音声はこちらから

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