爆誕!最強のポスティングチーム|中卒社長クボサトシ「学ナシ経営のススメ」 vol.30

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中卒の僕でも、社長になれた。
裸一貫からのスタートから年商4億円のビジネスを作り上げた「中卒社長・クボサトシ」がゆる〜く語る経営のコツ。既にビジネスを始めている方も、これから始めたいという方も、頭をからっぽにして読んでみてください。

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中卒社長クボサトシ「学ナシ経営のススメ」 vol.30
爆誕!最強のポスティングチーム


“中卒社長”のクボサトシです。

『学ナシ経営のススメ』では、小さな頃から学校の授業が大嫌いだった私が、どうやって年商4億円のビジネスを立ち上げたのか、その経緯やノウハウについてお伝えしていきたいと思います。

今週も先週の続きから。

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自社でポスティングスタッフを採用し、約50名のチームを作り上げたペイント王。ポスティング会社に頼んでいたときよりずっと高い反響率が出せるようになり、私自身も「チラシ配布」による集客にどんどん“ハマって”いきました。

この頃に作り上げたシステムは2022現在も大きくは変わっていないのですが、高い反響率を維持できた理由の1つは、ポスティングスタッフさんの評価制度にあると思っています。

通常のポスティング会社は、「1枚配ったら◯円」という報酬形態になっています。つまり「たくさん配ればたくさん儲かる」という仕組みです。

しかしこれでは、「どう配れば反響が出るだろうか」という発想は出てきません。とにかく効率的にたくさん配ることが優先され、「配ったことにしてこっそり捨てちゃえばいい」という悪巧みをする人も出てくるかもしれません。

そしてもう一つ、自社でポスティングを行うようになってしばらくして、私たちはあることに気づきました。それは、「配れる枚数と反響率は比例しない」ということ。つまり、たくさん配れるスタッフほどたくさん反響を得られるかというと、そうではなかったのです。

そこでペイント王では、スタッフさんそれぞれのエリアで反響率を出し、それが私たちの決めた水準に達していないスタッフさんとは契約を継続しない、というルールを作りました。つまり、いくらたくさん配っていても、反響率が悪ければ仕事が続けられないのです。

一方で、担当エリア内からあった反響数に応じて、別途ボーナスを支給することにしました。その反響から契約に至った場合は、さらに上乗せしてボーナスを払います。

要するに、ポスティングに「成果主義」を取り入れたのです。

結果、「ただ配るだけの仕事」を求めていたスタッフさんは会社を去り、成果を出すために自ら工夫するタイプのスタッフさんが残りました。手前味噌ながら、普通のポスティング会社のスタッフさんとは比べ物にならないほど皆レベルが高かったと思います。

そんなわけで、いつの間にか「地域最強のポスティングチーム」を持つことになった私たち。この自信によってちょっとした失敗をすることになるのですが……それはまた来週お話することにしましょう。

ということで、ここで今週の「学ナシ経営のススメ」。

「暗黙の了解、を疑え

たとえば今回紹介したポスティング事業では、「1枚いくら」で報酬が決まるということが業界スタンダードになっています。しかし私たちはここに「成果主義」を持ち込むことで反響率のアップを実現しました。「他の会社がこうやってるから当然ウチもそうしなければ」ではなく、「他がやっていない方法で成果を得られないか?」と考えてみると、少し視野が広がるように思います。暗黙の了解を疑うことで、新しいビジネスアイデアが生まれるかもしれませんよ。

ということで、また来週。

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