第39回 万代の次期社長になるための条件

この対談について

“生粋の商売人”倉橋純一。全国18店舗展開中の遊べるリユースショップ『万代』を始め、農機具販売事業『農家さんの味方』、オークション事業『杜の都オークション』など、次々に新しいビジネスを考え出す倉橋さんの“売り方”を探ります。

第39回 万代の次期社長になるための条件

安田

前回のお話では、3年後には海外展開に軸足を移すということでした。そうすると、今万代さんで手掛けている日本国内の事業を誰かに引き継ぐわけですよね。10年後くらいがバトンタッチかなと以前は仰ってましたけど、もっと早まるんじゃないですか?


倉橋

そうですね。その可能性はあると思います。

安田

ということは、今いる社員さんの中から、次期社長が出てくるかもしれないわけですよね。倉橋さんの中で「次期社長の条件」はあるんでしょうか?


倉橋
一つ挙げるとしたら、「会社の価値」を高めていける人ですね。それが社長の一番の仕事なので。会社が勝てるシナリオを作れるかどうか。「商品開発」「集客」「採用」も、すべてそのためですから。
安田

なるほど。ということは、「商品開発」「集客」「採用」ができる人ということですか。


倉橋
社長自身が自分でできればベストですが、それより人やツールをうまく使って実現できるかどうかですよね。
安田
ああ、確かに。私も経営者さんのお手伝いをしてますけど、商品開発も集客も採用も、全部社長自身ができるわけじゃないですもんね。

倉橋

そうなんです。経営者の資質はまた別のところにあるというか。

安田

そうですよね。私は昔から、成功する経営者ってどこかギャンブラーに近いと思っていて(笑)。勝負師としての勘や思い切りの良さの方が重要なんだろうなと。


倉橋

同感です。コロナ禍でもそれがあるかないかで明暗が分かれましたよね。思い切って前に進める経営者と、動けずに停滞してしまった経営者と。

安田
うーん、確かに。しかも一度停滞してしまうと、次に動き出す時にはより大きなエネルギーが必要になるんですよね。

倉橋

そうなんです。特にあれだけ世の中のフェーズが変わるタイミングで停滞してしまうと、また軌道に乗せるのは本当に大変で。だから挑戦し続けることが大事なんだと思います。

安田

ということは、次期社長には人をうまく活かす力だけでなく、いざという時の決断力や実行力も問われると。


倉橋
ええ、そう思います。社内の評価制度でも、失敗するより「何もしないこと=Do Nothing」の方が評価が低いですから。
安田
なるほど。何もしないくらいなら挑戦して、結果失敗した方が得るものがあると。でも日本人って「失敗したくない人」の方が多いですよね。「苦手な科目を作らない」という日本の教育の影響でしょうけど。

倉橋
そうですね。大多数の人が失敗したくないからと挑戦を避けますよね。それでも挑戦し続けられる人は、経営者としての素質を持っていると思います。
安田

確かに、今のように変化のスピードが早い時代は特にそうですよね。


倉橋
そうなんですよ。でも挑戦を続けているだけではだめで、「ここぞという時」にキッチリ力を発揮できるかどうか。そういうプロスポーツ選手のような勝負強さがある人がいたら、ぜひ次期社長をお願いしたいですね。
安田

なるほどなぁ。そこまで具体的に「次期社長像」があるということは、もうある程度「この人だな」という目星はついてるんじゃないですか?


倉橋
求める人物像にピッタリの方はいらっしゃるんです。「商品開発」「集客」「採用」のスキルがあって、さらに「決断力」や「パッション」まで兼ね備えている……ただその方は70代なんです。
安田
へぇ。70代でパッションを持っているって、素敵ですね。ご自身よりずっと下の世代にバトンタッチする気がしてましたけど、上の世代の可能性もあるわけですか。

倉橋
いや、あまり年齢にこだわってはいないとはいえ、同じ能力、パッションを持っていれば若い人にアドバンテージがあることは間違いないでしょうね。
安田

そうですよね。早ければ3~4年後には万代さんの次期社長が決まってるかもしれない。どんな方が次期社長になるのか本当に楽しみです。

 


対談している二人

倉橋 純一(くらはし じゅんいち)
株式会社万代 代表

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株式会社万代 代表|25歳に起業→北海道・東北エリア中心に18店舗 地域密着型で展開中|日本のサブカルチャーを世界に届けるため取り組み中|Reuse × Amusement リユースとアミューズの融合が強み|変わり続ける売り場やサービスを日々改善中|「私たちの仕事、それはお客様働く人に感動を創ること」をモットーに活動中

 


安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家

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1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。

 


 

 

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